2009年度 総合科学部 人間社会学科 欧米言語コース 言語表現サブコース 学部課程 — 2年(後期), 3年(後期)

2009年度 総合科学部 人間社会学科 欧米言語コース 言語コミュニケーションサブコース 学部課程 — 2年(後期), 3年(後期)

英米文化研究IV (その4)

鳴門教育大学 非常勤講師・前田 一平

2単位

目的

アメリカ文学入門.まずは,英語で書かれた文学作品を原書で読む喜びを感受し,同時に物語を解釈しながら辞書を頼りに地道に読み進める辛さを経験してもらう授業とする.同時に,基本的な批評方法を紹介することによって,文学解釈も導入する.英語をじっくり読むことによって,英語読解力をつけることは本授業の目的の主要な要素なので,速読ではなくあえて「スロー・リーディング」を実践します.

概要

Sherwood Anderson著Winesburg, Ohioを読む.この本は短編集なので,基本的には1篇の作品を2回の授業で読みきる予定で進める.物語の内容と文脈を理解した和訳を実施し,受講生と議論を交わしながらの「スロー·リーディング」を実施する.批評上のキーワードはイニシエーション,ジェンダー,セクシュアリティそしてフロイトである.

キーワード

アメリカ,文学,アンダソン,ジェンダー,セクシュアリティ

注意

授業に先立って,原書を地道に読む習慣づけを心がけてください.英語の読みの力はそこから始まります.

目標

1.まずは,英語の原書を読む力と自信をつけることを目標とする.それに加えて,アメリカ文学について認識を深め研究することを最終目標とする.

計画

1.イントロダクション
2.``Hands'' 前半
3.``Hands'' 後半
4.``Paper Pills''
5.``Mother'' 前半
6.``Mother'' 後半
7.``Adventure'' 前半
8.``Adventure'' 後半
9.``The Strength of God'' 前半
10.``The Strength of God'' 後半
11.``The Teacher'' 前半
12.``The Teacher'' 後半
13.``Departure'' 前半
14.``Departure'' 後半
15.総括授業
16.学期末試験

評価

ディスカッションへの参加および講読担当時の理解を中心とした授業への貢献度(20%)と学期末試験(80%)の評価による.

再評価

実施しません.

教科書

Sherwood Anderson, Winesburg, Ohio (Penguin)(担当教員が手配する.)

参考資料

授業中に指示する.

連絡先

研究室:鳴門教育大学人文棟A309,電話:088-687-6347,E-メール:kmaeda@naruto-u.ac.jp
オフィスアワー: 学外なのでオフィスアワーは利用できないが,Eメール(kmaeda@naruto-u.ac.jp)での相談·指導は時間を問わず可能である.

備考

この授業科目は8単位まで履修することができます.