2009年度 人間·自然環境研究科 修士課程 人間環境専攻·自然環境専攻 研究科共通科目 環境基礎領域 — 1年(前期), 2年(前期)

2009年度 人間·自然環境研究科 修士課程 臨床心理学専攻 研究科共通科目 — 1年(前期), 2年(前期)

言語環境概論

准教授・石田 基広, 教授・大渕 朗, 教授・岸江 信介

2単位

目的

大学院では特に専門分野の研究にのみ集中しがちですが,現象,事象を正しく理解するには,それぞれの学問分野を深く究めることのみならず,広い視野を育成することも大変必要な事です.その為,本講義に於いては音響学,音声学,言語学,数学の夫々の立場から「音」と言うテーマに於いて,どの様なアプローチが可能であるかの提示を行い,受講生に皆さんには,実際にその提示に基づき調査·発表を行ってもらいます.

概要

「音」と言うテーマに関して,理系,文系を問わずに様々な専門分野からのアプローチを試みる.

注意

受講生は以上の資料などに基づく調査·発表を一回乃至二回行ってもらう必要があります.第一回の講義に於いてその振り分けを行います.

目標

1.講義は以下の内容に関して実際に受講生自身に調査·研究発表してもらう.

計画

1.講義は以下の内容に関して実際に受講生自身にも調査·研究発表してもらう.
2.石田基広
3.主テーマ:言語およびテキストを計量的に分析する.
4.1) 言語あるいはテキストの何を,どのように測るのか
5.2) 計測値にどのような意味があるのか
6.3) 計測値をどのように解析するのか,あるいは解析できるのか
7.4) 解析結果はどのように解釈すべきか,あるいは解釈できるのか
8.5) 問題点と応用
9.教科書,配布資料は未定です.
10.大渕朗
11.主テーマ:数学的な側面から言語の分析を行う.
12.1) 言語の形式化
13.2) 様々な理論の存在,また相手の理論に対する誹謗中傷
14.3) 数理的な分析の厳密性と限界に関して
15.4) どのような未解決問題があるか
16.5) 計算機との関係
17.配布資料を用意するつもりです.
18.3.岸江信介
19.主テーマ:音声を分析する
20.1) 音声を科学する(Peter Ladefoged「音響音声学入門」を読む)
21.2) 音声分析ソフト「音声録聞見」を使う
22.3) 音声分析―母音と子音―
23.4) 音声分析ソフトによるアクセント·イントネーションの分析
24.5) 四国諸方言アクセントの音声分析
25.教科書:プリントを配布予定.

評価

講義への取り組み姿勢(質問への対応,出席状況等含む)と,レポートを総合的に判断して評価します.

教科書

教材あるいは参考書については,各々の教官が講義で紹介します.

連絡先

石田(ishida-m@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日 11:55∼12:50·総科1号館·ishida-m@ias.tokushima-u.ac.jp
大渕(088-656-7297, ohbuchi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日 11:55∼12:50·総科1号館·ohbuchi@ias.tokushima-u.ac.jp
岸江(088-656-9309, kishie@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日 13:00∼14:00·総科1号館·kishie@ias.tokushima-u.ac.jp