2009年度 総合科学部 学部課程 教職に関する科目 — 2年(後期)

国語科教育法I

教授・仙波 光明

2単位

目的

学校教育の中での国語科の目標及び位置づけを理解した上で,中学校及び高等学校国語科の教材を通してどのような授業が展開できるかを学ぶ.文学的文章教材,古典教材,その他を中心とする.

概要

文学的文章教材,古典教材などの分析法と教材としての扱い方

注意

国語科の免許を取得しようとする人は,この授業を必ず受講してください.また,中学校国語科の免許を取ろうとする人は,I ·II の両方の授業を履修してください.

目標

1.国語科教育の目的·目標が理解できたか.教材分析が適切にできるか.授業計画がきちんと立案できるか.

計画

1.1)国語科の領域,指導目標,国語科指導要領について(併せ,国語科教育の歴史概観)
2.2)文学的文章の分析法(説明的文章と何が異なるのか)
3.3)文学教材の分析(「羅生門」その1)
4.4)文学教材の分析(「羅生門」その2)
5.5)文学教材の分析(「羅生門」その3)
6.6)文学教材の分析(「羅生門」その4)
7.7)文学教材の分析(「羅生門」その5)
8.8)文学教材の分析(「羅生門」その6)
9.9)古典教材について(現状と問題点)
10.10)古典教材の分析と扱い方(1.徒然草)
11.11)古典教材の分析と扱い方(2.伊勢物語)
12.12)古典教材の分析と扱い方(3.平家物語)
13.13)古典教材の分析と扱い方(その他,およびまとめ)
14.14)漢文教材について(現状と問題点など)
15.15)まとめ,および指導案作成について
16.16)レポート作成

評価

出席50%,レポート(指導案作成)50%の割合で評価する.

再評価

あり

教科書

教科書 未定.プリントを配布,または適切な教科書を選定する予定.

参考書 『中学校学習指導要領解説――国語編――』と『高等学校学習指導要領解説 国語編』(ともに最新版)を用意すること.

連絡先

仙波(2319, 088-656-7117, senba@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日 12時10分∼13時20分

備考

隔年開講(来年度は開講しない.次は,2009年度に開講する.)