精神医学
目的
精神医学に関する正しい理解と認識が,今ほど求められている時代はないと思われる.単に医療の世界だけにとどまらず臨床心理.福祉,教育,法律などの分野においても精神医学の知識と応用が大切になってくると思われる.臨床医学の経験をもとに,なるべく平易に,かつ能率的に,こうした精神医学に対するニーズを満たせるように講義したい.ICD-10(WHOによる国際疾病分類)にのっとり各疾病について概説しながら,精神医学の基礎知識,メンタルヘルス,精神医療の歴史,精神保健福祉法などについても触れていきたい.
概要
精神医学の基礎と臨床を分かりやすく学ぶ
注意
皆さんの積極的な質問等を歓迎します.
目標
1. | 精神医学の現代における知見と医療全般の理解を深め,障害者への正しい認識と豊かな人間性を養う一助としたい. |
計画
1. | 1.精神医学総論(大森) |
2. | 2.精神科症候学(住谷) |
3. | 3.精神科診断学(大森) |
4. | 4.気分障害(山内) |
5. | 5.統合失調症(田吉) |
6. | 6.パニック障害・全般性不安障害・社会不安障害(井崎) |
7. | 7.身体表現性障害・解離性障害・PTSD(木内) |
8. | 8.強迫性障害・適応障害(住谷) |
9. | 9.摂食障害(友竹) |
10. | 10.児童思春期精神医学(井崎) |
11. | 11.人格障害(友竹) |
12. | 12.認知症(安藝) |
13. | 13.てんかん(田吉) |
14. | 14.睡眠障害・アルコール依存・薬物依存(山内) |
15. | 15.器質性・症状性精神障害(安藝) |
評価
期末試験による.
再評価
行わない.
教科書
日本評論社,新版「精神医学ハンドブック」,山下格著をテキストにして,適宜プリントを追加して教材とする.
連絡先
大森(臨床研究棟8F教授室, 088-633-7130, tohmori@clin.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 設けない.
備考
「隔年開講」