生命科学特論II
Life Science II
教授・中川 秀幸
2単位
目的
治療のための薬から,よりよく生きるための薬を考える.
概要
人間の身体は,生理学的には各器官がお互いに連絡し助け合って,恒常性を維持しており,自分自身に病気やケガを治す力が備わっている.結局,医療にたずさわっている人も,薬も補いの脇役である.主人公は病気をしているその人自身であることを健康維持の自己管理の面から解説する.
キーワード
恒常性,薬
目標
1. | 薬は異物であり,毒であることを理解し,身体という一大製薬工場の活性化を考察する. |
計画
1. | からだの仕組み |
2. | 生命の基本単位である細胞のはたらき |
3. | 薬とはなにか |
4. | 薬は毒にもなり,毒も薬となる |
5. | 体の恒常性と自然治癒力 |
評価
与えられた課題のレポートとプレゼンテーションとの総合評価を行う.
再評価
行う.
教科書
人間の選択(ノーマン·カズンズ著,角川書店,1,400円),病んでこそ知る,老いてこそ始まる(日野原重明,高野悦子著,岩波書店,1,600円)などを参考にする.
参考資料
Trends in Pharmacological Sciences 2008-2009
連絡先
中川(3222, 088-656-7259, sea-hide@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 随時.E-mail: sea-hide@ia.tokushima-u.ac.jp