2009年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 2年(前期, 集中)

2009年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 歴史·社会サブコース 学部課程 — 2年(前期, 集中)

アジア史研究III

准教授・荒武 達朗

2単位

目的

華北の一地域にスポットを当て,伝統的な中国社会が共産党政権にどのように組み入れられていくかを照射する.時期は1850年から1950年の百年間である.

概要

近代中国農村における社会関係のありかた.

注意

授業中の睡眠,携帯電話の使用など,講義をする人間にとって不愉快な行為・無礼な態度は禁止する.悪質な学生は怒鳴りつけた上で所属コースに通知し指導教員に矯正を依頼する.興味を持てない学生は排除の対象である.教員免許「中学社会」「高校地歴」を取得する上で必要な授業の一つであるにせよ,このような輩に遠慮はしない.ただし歴史学を学びたい学生にとって価値があり面白い授業であることは,保証する.

目標

1.中国近現代史を農村社会の角度から理解する.

計画

1.授業内容及び計画は以下の通り
2.中国華北の村
3.血縁組織「宗族」とは何か.
4.村の中の社会関係 以上,概説編
5.ある宗族の成長過程 山東省南部の事例から
6.地域社会の激震 19世紀半ばの捻匪の乱
7.地域社会の激震 混乱と地域社会の再編
8.1937年日本の中国侵略と地域社会
9.共産党勢力の華北進出 日本・国民党・共産党と農村
10.地域社会と外来勢力
11.共産党による地域の掌握へ 以上,各論編
12.まとめ

評価

諸君自身の興味のもちかたが熱意を,熱意が受講態度を,受講態度が知識の定着を,知識の定着が評価方法を,それぞれ規定する.くれぐれも教員を不快にするようなことはやらないでくださいね.

再評価

再試験などやりません.一発勝負である.

教科書

教材はプリント配布

連絡先

荒武(2312, 088-656-7148, aratake@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 朝がよい.昼以降の対応はいい加減になることがある.

備考

「三年一回開講(2007年開講).今年度開講せず.」