2009年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 2年(前期, 後期)

2009年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 2年(前期, 後期)

アジア文学基礎研究(前期)

准教授・田中 智行

2単位

目的

唐宋八家文講読

概要

唐宋八家文とは唐代・宋代の代表的な古文(散文)作家八人の作品をいう.平明で論理性にすぐれた文章を選び訓読する.いちおうそのなかでも韓愈・殴陽修・蘇軾を中心とすることを予定しているが,読む作品は受講者の希望に応じて選ぶ.

キーワード

文学,漢文,中国,文学

注意

担当者を割り振り演習形式をとるが,担当者以外も最低限の予習をしてくること.作品は訓読によって読むが,受講者には,古文の文法構造を理解につとめ,「なぜ」そのように返り点をうち訓読するのかという点に意識を向けることを求めたい.

目標

1.漢文訓読の基礎を身に着け,中国近世の散文に馴染む.

計画

1.ガイダンス
2.漢文訓読の基礎1
3.漢文訓読の基礎2
4.唐宋八家文概説
5.講読 韓愈1
6.講読 韓愈2
7.講読 韓愈3
8.講読 韓愈4
9.講読 欧陽修1
10.講読 欧陽修2
11.講読 欧陽修3
12.講読 欧陽修4
13.講読 蘇軾1
14.講読 蘇軾2
15.講読 蘇軾3
16.講読 蘇軾4

評価

平常点とレポートにより総合的に評価する.

再評価

行わない

参考資料

『全訳漢辞海』(三省堂)

古田島洋介『これならわかる返り点』新典社新書

中村春作・市來津由彦・田尻祐一郎・前田勉 共編『「訓読」論』勉誠出版

連絡先

田中(総合科学部1号館2320号, 088-656-7115, tomoyuki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: いちおう水曜の13時∼14時とするが,随時質問に応じる.