ウェルネス概論
目的
このクラスでは,健康だけに留まらず,生活全域にまで及ぶ人間の成長や生きがいの創造にかかわる「ウェルネス」という中核概念がもつ学際性と総合性についての理解を深める.同時に,心身統合理論であるウェルネスを体現するための視座やアプローチの仕方について総合的な見識を深める.具体的には,生活全域にかかわる身体的·精神的·社会的·文化的な諸課題に対して,自らそれに臨み,そして解決し,生涯にわたって健康で豊かな生活を送るという個人レベルの問題から,家庭,職場,地域といった集団や社会レベルに至るまでの問題についても焦点をあて考える.
概要
健康的で生きがいある人生を送り,クオリティ·オブ·ライフを体現するための鍵概念となる「ウェルネス」に対する理解を深める.
キーワード
社会変革,マーケティング
注意
14回目に,担当教員4名も参加し,受講生と集団討論会を実施する.それまでに各自の考えをまとめて積極的に発言すること.
目標
1. | ウェルネスの概念を理解し,自らのウェルネスに関わる課題を持つ. |
計画
1. | 授業の目的と概要 |
2. | 「身体科学」の原理 |
3. | 「身体科学」の対象と方法 |
4. | 「身体科学」と心身(身心)相関論 |
5. | 健康教育とウエルネス-エンパワーメントエデュケーション |
6. | ライフスタイルとウエルネス-医学モデルから生活モデルへ- |
7. | 共生社会における協働・支援とウエルネス |
8. | 生活環境と病気の話 |
9. | 生活の中での活動量(エネルギー消費量)の話 |
10. | 食事と活動量の話 |
11. | ウェルネスの文化的·社会的側面:病気∼健康∼フィットネス∼ウェルネスという概念のとらえ方と変遷 |
12. | 行動変容·行動変革のための行動科学的アプローチ:自己への気づきとコミュニケーションスキル |
13. | 社会変革としてのウェルネスムーブメントの普及:自立·自律した社会づくりをめざしたソーシャル·マーケティングの視点から |
14. | 討論 |
15. | 総括授業 |
評価
評価は,出席状況,レポート及び論述試験,そして授業への参加意欲の3つによっ,て総合的に評価を行う.
再評価
行わない
参考資料
必要に応じ,資料を配布する.
連絡先
長積(3118-1, 088-656-7286, nagazumi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
荒木(3119, 0886567214, araki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
小原(088-656-7213, obara@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
佐竹(3119, 088-656-7212, satake@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日:16時30分∼17時30分