スポーツ·健康科学研究法I
教授・的場 秀樹
2単位
目的
科学的な根拠に基づく運動や合理的トレーニングを実施するためには,運動生理·生化学分野の代表的研究法の理論を理解することが必須である.本授業では,運動や身体トレーニングを骨格筋の収縮タンパク質とエネルギー代謝の面から研究するための理論と実際の測定法について講義する.
計画
1. | 授業内容の説明 |
2. | 1. 呼気ガスの分析に基づく運動時エネルギー代謝の測定 |
3. | 2.血中基質濃度の変化から見た運動時エネルギー代謝の測定;1)血中グルコース濃度の測定 |
4. | 2) 血中遊離脂肪酸濃度の測定 |
5. | 3) 血中乳酸濃度の測定 |
6. | 4) 乳酸閾値を指標とした至適運動強度の決定法 |
7. | 3. 骨格筋中のエネルギー基質の測定;1) 筋グリコーゲン濃度の測定 |
8. | 2) 筋トリグリセリド濃度の測定 |
9. | 3) 骨格筋中の乳酸濃度の測定 |
10. | 4.トレーニングによる骨格筋の適応性変化についての分析;1) 骨格筋の代謝酵素活性の測定 |
11. | 2) 骨格筋のミオシン重鎖組成の分析 |
12. | 3) 骨格筋におけるUCP発現の分析 |
13. | 5.アディポサイトカインに基づく健康の評価:ELISAによるレプチンの測定 |
14. | 6.データの統計的分析法Ⅰ |
15. | 7.データの統計的分析法Ⅱ |
16. | 8.科学論文の書き方 |
評価
レポートによる評価
再評価
なし
連絡先
的場(3114, 088-656-7208, matoba@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
備考
H19年度開講せず