2009年度 人間·自然環境研究科 人間環境専攻 修士課程 選択科目 健康科学 — 1年(後期), 2年(後期)

スポーツ社会学特論

教授・佐藤 充宏

2単位

目的

現代社会における人間存在の視座として身体活動の文化であるスポーツに注目する.近代化とともに搾取され続けている身体とスポーツの文化の関係性を分析,考察しながら,新たな社会における身体知としてのスポーツの可能性を探求する.子どもの屋外遊びとスポーツの関係や障害者スポーツを具体的な社会問題として取り上げる.

概要

スポーツ社会学と身体論

注意

基本的にレポート作成による討論形式の特論である.

目標

1.身体論の理解
2.スポーツ社会学の研究手法の理解

計画

1.スポーツをする身体を理解する1 「瀧澤の身体論」
2.スポーツをする身体を理解する2「技術としての身体論(1)」
3.スポーツをする身体を理解する3「技術としての身体論(2)」
4.スポーツをする身体を理解する4「コミュニケーションとしての身体論(1)」
5.スポーツをする身体を理解する5「コミュニケーションとしての身体論(2)」
6.グルーペの「スポーツ文化論」
7. 〃
8.地域生活とスポーツ問題1: スポーツ振興の政策-施策-事業
9.地域生活とスポーツ問題2:人口減少社会と地域スポーツ
10.地域生活とスポーツ問題3:ドイツにおける地域スポーツクラブの機能
11.地域生活とスポーツ問題4:総合型地域スポーツクラブの育成事業
12.地域生活とスポーツ問題5:住民の自立と責任
13.地域生活とスポーツ問題6:スポーツという地域文化の形成
14.ふりかえり討論会
15.総括

評価

課題レポート,授業参加度の総合評価

教科書

教科書 オモー·グルーペ「文化としてのスポーツ」ベースボールマガジン社

参考資料

瀧澤文雄「身体の論理」不昧堂出版

野村雅一・市川雅「技術としての身体」大修館書店

菅原和孝・野村雅一「コミュニケーションとしての身体」大修館書店

連絡先

佐藤(088-656-7207, satom@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: satom@ias.tokushima-u.ac.jp

備考

隔年開講 H21年度開講