ドイツ言語·文化特論演習
准教授・井戸 慶治
2単位
目的
ゲーテの芸術論について考察する.
概要
芸術,特に造形芸術に関するゲーテの著作はかなり多いが,そこに見られる芸術論は,彼の文芸創作や自然研究とも密接な関連を持っている.当授業では,音楽も含めた芸術に関するゲーテの叙述を見てゆき,ゲーテの創作や人生全体,同時代の思想的コンテキストの中で,これについて考察を加えたい.
注意
なし
目標
1. | 芸術に関するゲーテの著作を何か読み,考察を文章化する. |
計画
1. | 以下のようなテーマを扱うが,詳細については若干の変更もありうる.また,各項目の番号は扱う内容の順序を示しているが,必ずしも1回の授業の範囲を厳密に規定するものではない.1回目では,今後の授業方針の説明などをおこなう. |
2. | 少年期のゲーテと芸術 |
3. | シュトラースブルク大聖堂 |
4. | ケルン大聖堂 |
5. | 作品なき画家ヴェルテル |
6. | ヴァイマル時代初期 |
7. | ヴァイマル時代初期(その2) |
8. | イタリア旅行 |
9. | イタリア旅行(その2) |
10. | ゲーテと音楽家たち |
11. | ゲーテと音楽家たち(その2) |
12. | 「ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代」 |
13. | 「ノヴェレ」 |
14. | 晩年の芸術論 |
15. | 晩年の芸術論(その2) |
評価
授業への取り組みとレポートにより,総合的に評価する.
教科書
適宜プリントを配付する.
参考資料
プリントを配布し,視聴覚資料などを示し,参考文献の指示もおこなう.
連絡先
井戸(ido@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日14時30分から16時まで