2009年度 人間·自然環境研究科 人間環境専攻 修士課程 選択科目 欧米文化 — 1年(後期), 2年(後期)

哲学的人間論II演習

教授・吉田 昌市

2単位

目的

古今東西の哲学的あるいは宗教的著作のなかから何かを選んで,そこで取り扱われている思想的問題を考察·検討する.それを通して,思想や宗教を理解するために必要な訓練を与える.

概要

宗教哲学の諸問題.日本を代表する宗教哲学者の一人,波多野精一を取り上げ,その宗教哲学の立場がどのようなものであったかを考える.

キーワード

自然,文化,宗教

注意

疑問の点をはっきり発言するなど,積極的な参加を期待します.

目標

1.原典に向き合い,原典に即して考える(これは「批判的」であることを排除しない)姿勢を身につけること

計画

1.前期の「哲学的人間論 II」を前提に,波多野精一の『時と永遠』を実際に講読する.「波多野精一全集」(第四巻に所収)や単行本(いずれも岩波書店刊)が大学図書館にあるので,受講者はそれを借り出されたい.
2.『時と永遠』講読(続き)
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16.成績評価と評価の講評

評価

授業に取り組む態度,テクストがどの程度正確かつ批判的に読めるか,によって評価する.期末のレポートを課す場合もあり.

再評価

(再試験を)行わない.

教科書

「計画」の項を参照,それ以外は講義のなかで指示する.

連絡先

吉田(1230, 088-656-7150, shoichi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜 12時から13時, 1号館 1230室(南棟2階奥), shoichi@ias.tokushima-u.ac.jp