2009年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 地学系サブコース 学部課程 — 3年

2009年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 物理系サブコース 学部課程 — 3年

2009年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 化学系サブコース 学部課程 — 3年

固体地球物質循環論

教授・村田 明広, 准教授・沼子 千弥, 准教授・西山 賢一, 教授・石田 啓祐

2単位

目的

地球システムにおける様々な物質循環について理解を深めることを主たる目的とする.固体地球の物質循環,及び固体地球-流体地球間の物質循環により,元素の濃集(天然資源の生成)と元素の分散(地球環境問題)のプロセスとメカニズムについて学ぶ.地球史における資源(鉱床)の生成と環境変動についても理解を深める.

概要

天然資源の生成と地球環境問題

キーワード

石油,鉱床鉱物,風化,珪質堆積岩,物質循環

注意

2005年度が最後の開講となりました.

目標

1.地球環境での元素移動·循環について説明ができる.

計画

1.石油鉱床と地質構造
2.リモートセンシングを利用した石油探査
3.縞状鉄鉱層の成因と産状
4.鉱床にみられる鉱物
5.金属の濃集に関わる相互作用
6.地球表層における有機錯体の役割
7.風化と熱水変質による粘土鉱物の生成
8.地表物質移動の原因となる岩石の風化帯の形成
9.岩石の表層風化帯で生じる斜面崩壊·地すべり
10.風化による土壌の生成
11.海底鉱物資源と海嶺型熱水鉱床
12.珪質堆積岩類の起源とシリカの循環
13.グローバルテクトニクスと物質循環·環境変化
14.プレート沈み込み帯中の物質循環と高圧型変成岩
15.活断層(中央構造線)に伴う生成物質
16.定期試験

評価

出席状況,授業への取り組み姿勢と,試験(持ち込み不可)結果による評価を併用して行う.

再評価

行わない

教科書

講義の際に,それぞれ紹介します.

連絡先

村田(総合科学部3号館2S03, 088-656-7242, murata@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日12時00分∼13時00分
沼子(3202-2, 088-656-7265, numako@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日 12時∼13時
西山(総科3号館2S05, 088-656-7239, nisiyama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日12時∼13時
石田(総合科学部3号館2階南2S04, 088-656-7243, ishidak@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日 12時∼13時

備考

今後開講の予定はないが,要求があれば開講する可能性がある.平成16年度以前入学者対象.