国際環境基礎論
目的
特定の問題より派生する様々な現象に対して,文系理系の両方の視点からの国際的アプローチを身につけることが出来るようになるために,文系(饗場,矢部),理系(松尾,小山)の両方の教員が協働して授業を進めてゆきます.
概要
現代社会の諸問題に対する,国際的視点からのアプローチ
キーワード
科学的方法論,グローバル化,異文化,相互理解
注意
教員が一方的に講義を行うのではなく,適宜,受講生の興味や社会の動きに即して柔軟に授業計画を立てていきます.毎回の授業での受講生·教員のディスカッションが基本ですので,積極的な授業への参加を期待します. また,教室を出てフィールドワークも行う予定.理解を深めるため,2コマ連続で授業をする週もありますので,終了が遅くなる週もあることを了解しておいてください.連続授業をした分,授業のない週もあります.具体的なスケジュールは授業のはじめに,受講者の意向を踏まえて確定します.
目標
1. | (1)特定の問題に対して,国際的視点から,自分の専門分野のアプローチができること. |
2. | (2)自分の専門分野の利点,欠点を理解し,その上で,他分野の視点からのアプローチがとれるようになること. |
計画
1. | 講義のうち数回は,国際関係が専門である饗場氏に話題提供をしてもらいます.饗場氏のキーワードは,(1)日本の国際化,(2)日本の国際協力(ODA,NGO,自衛隊派遣,憲法など),(3)日本の戦争とナショナリズム,などです.現在進行形の国際的な問題も随時,テーマとして扱う予定です. |
2. | これらの話題に対して,受講者,教員でディスカッションを行い,受講者の興味に即して関連する話題を各教員が提供してゆきます. |
3. | 矢部氏の専門は都市社会学,地域社会学で,キーワードは,(1)世界都市論,(2)マクドナルド化する社会(グローバリゼーション),(3)まちづくり(中心市街地活性化,観光)です.現在日本や徳島で起きている現象を,世界との関連の中で捉える視点を提供したいと思っています. |
4. | 松尾氏は生命に関する事で,特に国際的に問題になることの多い「クローン動物」,「遺伝子等の特許」,「DNA鑑定」といったテーマを考えていますが,受講生の興味に対応したトピックスも可能です. |
5. | 小山氏は,環境問題に対する科学の眼,地球環境と人間活動といった「科学」というパラダイムからの視点を提供してくれます.具体的には「リサイクルによる地球環境への影響」「ハイブリットカー(プリウス)はどこまで環境に優しいのだろう」といったトピックスを用意しています. |
6. | 具体的な授業の進め方は相談して決定しますが,話題提供は教員ばかりでなく,受講者自身もそれぞれ興味のあるテーマの文献研究を行い,報告をしてもらう予定です. また,現場に出て行くフィールドワークを行うこともあります. |
評価
出席点,授業への貢献度,プレゼンテーション,授業中のフィードバックペーパー.初回の授業で,授業の進め方も含めて説明するので,必ず出席すること.
教科書
授業中に指示します
連絡先
饗場(088-656-7186, aibak@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 矢部がとりまとめをしています.随時相談に応じます.1号館南棟2階1228室.直接研究室を訪ねて頂いても構いませんし,不在の場合はEメールに連絡をして下さい. yabe@ias.tokushima-u.ac.jp
松尾(適応進化学研究室, 656-7270, matsuo@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 矢部がとりまとめをしています.随時相談に応じます.1号館南棟2階1228室.直接研究室を訪ねて頂いても構いませんし,不在の場合はEメールに連絡をして下さい. yabe@ias.tokushima-u.ac.jp
小山(総合科学部3号館1N07, 088-656-7233, koyama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 矢部がとりまとめをしています.随時相談に応じます.1号館南棟2階1228室.直接研究室を訪ねて頂いても構いませんし,不在の場合はEメールに連絡をして下さい. yabe@ias.tokushima-u.ac.jp
矢部(1228, 088-656-9311, yabe@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 矢部がとりまとめをしています.随時相談に応じます.1号館南棟2階1228室.直接研究室を訪ねて頂いても構いませんし,不在の場合はEメールに連絡をして下さい. yabe@ias.tokushima-u.ac.jp