地域調査実習BII
准教授・田中 耕市
1単位
目的
地域調査では，資料調査(インドアワーク)や現地調査(フィールドワーク)にもとづく実証的な分析が必要となる．本授業では，実際にGIS(地理情報システム)を援用した統計的資料の分析や現地調査を行い，地域調査の面白さや醍醐味を肌で感じてもらうことを目的としている．調査結果についてはGISを援用しつつ分析を加え，報告書や地図，Webページとしてまとめる予定である．
概要
空間情報科学実習
キーワード
地域調査，空間情報，GIS
注意
地域調査法BI ·II では地域調査の理論と技法を，地域調査実習BI ·II では地域調査の実践と応用を学ぶことになるので，両者を併せて前後期とも受講すること．ただし，本授業は実習という性格のため，受講者数を制限する場合がある．また，現地調査等については定められた授業時間外(休暇中や週末など)を利用して，宿泊または日帰りで行う場合がある．
目標
| 1. | 具体的な調査事例を通じて，地域調査の方法を習得することを目標とする． |
計画
| 1. | 現地調査(本調査)の企画 |
| 2. | 現地調査に必要な空間データ等の補足資料収集 |
| 3. | 現地調査の準備: GISによる資料分析 |
| 4. | 現地調査-1: GPSの活用等 |
| 5. | 現地調査-2: インタビュー調査等 |
| 6. | 現地調査-3: インタビュー調査等 |
| 7. | 現地調査による取得データのデジタル化-1 |
| 8. | 現地調査による取得データのデジタル化-2 |
| 9. | GISを用いた調査結果の分析-1: ジオプロセシング |
| 10. | GISを用いた調査結果の分析-2: ラスタデータを用いた解析 |
| 11. | GISを用いた調査結果の分析-3: 3D解析 |
| 12. | 補足調査と補足資料収集 |
| 13. | 調査結果のまとめ |
| 14. | 調査結果の発表 |
| 15. | 報告書の作成-1 |
| 16. | 報告書の作成-2 |
評価
授業中に課せられるレポートや報告内容，調査時における参加姿勢や分析力，発言内容をもとに評価を行う．
再評価
無
教科書
本授業では次の教科書を用いて授業を行うので，必ず購入しておくこと．また，必要な資料については適宜配布する．
参考書 浮田典良編『ジオグラフィック·パル2001-02年版』海青社，¥2,500
連絡先
田中(連絡先未登録)
- オフィスアワー: 木曜日 12時から13時．ただし，出張等で不在にすることがあるため，できる限りメールでの事前連絡を勧める．
備考
| 1. | 今年度は開講しない(隔年開講)． |
| 2. | この授業は，GIS学術士資格の認定科目【C】である． |