2009年度 人間·自然環境研究科 自然環境専攻 修士課程 選択科目 数理科学 — 1年(後期), 2年(後期)

情報科学特論

教授・伊藤 正幸

2単位

目的

自然現象や経済現象に数学的な記述を与えることを数理モデル化という.近年の計算機の高速化に伴い,このモデル化はますます重要になっている.すなわち,得られたモデルは,理論的な解析のみならず,計算機にかけて様々な状況での数値実験を行うことが出来るからである.これをシミュレーションという., 本講義では,神経回路網の数理モデルを通してモデル化の持つ意味について考える.

概要

モデル化とその意味

キーワード

神経回路網,数理モデル

目標

1.モデル化の概念を理解する.

計画

1.本講義では,以下の内容について講義する.
2.1.準備
3.1) 神経細胞(ニューロン)とその数理モデル
4.2)論理回路の表現
5.2. 神経回路網(ニューラルネットワークス)のアーキテクチュア
6.3.エラー·バックプロパゲーション
7.4.ホップフィールドモデル

評価

レポートにより評価する.

教科書

教科書は特に指定しない.

参考書:ニューロコンピューティングの数学的基礎 上坂吉則著(近代科学社)

連絡先

伊藤(総合科学部1号館1220, 088-656-7219, mas-ito@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日12:00-12:50,mas-ito@ias.tokushima-u.ac.jp

備考

隔年開講 今年度開講せず.