惑星システムの科学II
2単位
目的
隕石は45億年を越える形成年代を示し,中でもコンドライト隕石は太陽大気の組成に近い元素存在度を持っている.これは隕石が太陽系の原料物質であることを物語っており,太陽系の起源と進化を知るために我々が直接手にとって研究できる唯一の物質である.本講義では隕石の研究から明らかになった原始太陽系星雲中での固体物質の凝縮,微惑星と原始惑星の形成,惑星への進化という道のりについて考えたい.
概要
太陽系の起源と進化,原始太陽系星雲,隕石の分類と成因,微惑星と原始惑星,地球と月の起源
注意
集中講義として行われるので,休まないように受講すること.積極的な受講態度で臨んでください.
目標
1. | 隕石の研究を通して明らかになった太陽系の起源と進化について考えることができる. |
計画
1. | 1.太陽系の姿 |
2. | 2.太陽系の元素存在度 |
3. | 3.隕石の分類 |
4. | 4.コンドライト隕石と原始太陽系星雲 |
5. | 5.エコンドライト隕石と原始惑星 |
6. | 6.惑星形成論 |
7. | 7.地球と月の起源 |
8. | 8.白亜紀·第三紀境界における巨大隕石衝突と種の大量絶滅 |
評価
出席状況,授業への取り組み姿勢と,試験(持ち込み不可)結果 を総合して評価する.
再評価
実施しない.
教科書
必要に応じてプリントを配布する.
連絡先
- オフィスアワー: 集中講義のため特に設けない.
- オフィスアワー: 集中講義のため特に設けない.
備考
開講予定はありません.