数学基礎演習I
教授・伊藤 正幸
2単位
目的
微分積分学は自然現象を記述する道具として,自然科学のほとんどすべての分野で用いられている.またコンピュータを用いた数値計算においても重要な役割を果たしている.この授業では,微分積分学やその基礎となる極限などについて,演習を通してその理解を深める.
概要
解析学の基礎に関する演習.2週間に1回のペースで微積分学の各項目に関する問題を配布し,学生がそれを解くという演習形式で授業を進める.学生の理解度に応じて,1年次の微積(数理科学の基礎)などの教科書の問題を解いてもよい.
注意
数理科学の基礎I,IIを受講していることを前提としますが,これを受講していなくともまた「数学III」を選択していなくとも,この演習で微積の基礎を習得することが,数理情報コースの学習基盤となります.
目標
1. | 極限の概念を理解し,微分積分学に関する基本的な計算ができる. |
計画
1. | 以下の内容について各項目2週間ずつ演習を行う. |
2. | 1.極限 |
3. | 2.連続関数 |
4. | 3.初等関数 |
5. | 4.1変数の微分法とその応用 |
6. | 5.1変数の積分法とその応用 |
7. | 6.多変数の微分法 |
8. | 7.重積分,累次積分 |
評価
演習を最重要視する.レポートを補足的に評価の対象とする.
再評価
なし
教科書
演習問題は進行に合わせて配布します.
参考書:1年次に使用した教科書.
連絡先
伊藤(総合科学部1号館1220, 088-656-7219, mas-ito@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
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