日本史特論演習
准教授・衣川 仁
2単位
目的
源頼朝が征夷大将軍となった1192年に,鎌倉幕府は成立したとされる.この教科書的な〈事実〉は,多様な史料から抽出され,将軍を幕府成立のエポックとする評価=研究によってつくられた.歴史の根本にある史料を読むこと,そしてそれをいかに評価するかということを,古代·中世の史料,そしてこれまでの研究を読むことで身につけたい.
概要
日本古代·中世史上の諸問題について,先行研究を踏まえつつ,史料にもとづいて考察し,各担当者がそれを報告する.
キーワード
史料,古代·中世史
関連科目
注意
正確な史料の読みと解釈を要求するので,担当者は十分な準備が必要となる.
目標
1. | 史料を正確に読み,それがいかに評価されてきたのかをおさえた上で,その意義を理解する. |
計画
1. | 古代·中世史上の重要な問題に関わる史料·諸研究を輪読する. |
2. | その他,古代·中世史上の諸問題を考えるために必要な場合は,史料·研究の輪読に拘らず,受講生と相談の上で柔軟に決定していく. |
評価
報告内容やレポートなどの課題を主に評価,平素の授業への取り組みも勘案する.
教科書
教科書は使用せず,プリント等を配布する.参考書は適宜紹介する.
連絡先
衣川(088-656-7153, kinugawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日12時50分∼14時20分