無機物質系の化学II
教授・寺尾 博充
2単位
目的
典型元素，遷移元素の代表的な単体，化合物の構造，性質，反応について理解する．また，錯体化学の基礎的内容について理解する．無機化学の基礎的内容についての理解を確実にし，先進的内容について理解する．
概要
代表的な無機化合物の性質や構造について説明する．錯体化学の基礎的内容について説明する．
キーワード
典型元素，遷移元素，錯体化学
先行科目
関連科目
注意
「無機物質系の化学I」を受講していることが必要．予習を前提に講義を進めるので，事前に内容を調べて授業に臨んで下さい．遅刻をしないこと．
目標
| 1. | 基本的な無機化合物の構造や性質について理解している． |
| 2. | 錯体化学の基礎的な内容について理解している． |
計画
| 1. | 典型金属の化学-sブロック |
| 2. | 典型金属の化学-pブロック |
| 3. | 非金属元素の化学-第1族∼第15族 |
| 4. | 非金属元素の化学Ⅱ-第16属∼第18族 |
| 5. | 遷移金属の化学-第1遷移系列 |
| 6. | 遷移金属の化学-第2遷移系列 |
| 7. | 錯体の配位数と構造 |
| 8. | 配位数と錯体の命名法 |
| 9. | 錯体の異性現象 |
| 10. | 錯体の結合 |
| 11. | 錯体の電子スペクトル |
| 12. | 錯体の溶液内平衡と反応速度論 |
| 13. | 電子移動反応と光反応 |
| 14. | 有機金属錯体の電子状態 |
| 15. | 有機金属錯体の反応 |
| 16. | 総括授業 |
評価
中間試験，定期試験，レポート等の結果に出席状況などの平常点を加味して総合評価する．
再評価
一定の基準を満たしている場合に再試験を行う．
教科書
萩野博·飛田博実·岡崎雅明著 「基本無機化学」 東京化学同人
参考資料
シュライバー著「無機化学上·下」東京化学同人
コットン·ウィルキンソン著「無機化学上·下」培風館
連絡先
寺尾(2N06, 088-656-7245, terao@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (前期) 木曜日 12時∼13時