現代社会の諸問題
目的
現代社会の特質·特性の1つとして,「法による支配」を挙げることができる.「支配」という語感のせいか,法律とは個人や企業の行動·活動を拘束し制限する「やっかいで,うるさいもの」という印象をもたれることが多い.しかしながら,法律は個人や企業の活動を理不尽に制限しているのではなく,そこには一定の根拠や理由があるのである.さらには,法律は個人や企業の権利と自由を守り,様々な政策を推進するという積極的な役割をも担っているのである. 行財政改革や経済·社会規制改革などの諸改革が推進され,国際化,情報化,高齢化といった日本の基本構造が大きく転換しようとしている今日,様々な場面で法律が登場する機会が増加し,その意義は高まる一方である.本講義では,現在議論の対象となっている様々な問題を法的側面から取り上げその問題の所在を明らかにすると共に,現代社会全体の構造や在り方を明らかにすることを目的とする.
概要
現代社会における様々な法的問題の検討
キーワード
法治国家,法化社会
注意
※2009年度は開講しない.
目標
1. | 現代社会における法的諸問題の理解 |
計画
1. | 本講義はオムニバス形式により,4名の法律教員が各専門分野に属する問題を取り上げる.その際,外部からの専門講師を招くことも予定している.なお,順序や回数は変更がありうる. |
2. | 第1回:オリエンテーション(本講義全体の狙いや概要,評価方法などの説明)」 |
3. | 第2∼4回 :環境法と現代社会 |
4. | 第5∼7回:民法と現代社会(製造物責任) |
5. | 第8回:中間試験 |
6. | 第9∼11回:会社法と現代社会(特に上場企業での問題点を予定) |
7. | 第12∼14回:経済法(主として独占禁止法および知的財産法)と現代社会 |
8. | 第15回:期末試験 |
9. | 第16回:予備日および質疑応答 |
評価
基本的には試験(またはレポート)により行なう.平常点を加味するかもしれない.
再評価
なし
教科書
教科書は指定しない.参考書等については各担当教員より適宜指示される.
連絡先
- オフィスアワー: 各担当者と個別に相談すること
- オフィスアワー: 各担当者と個別に相談すること
- オフィスアワー: 各担当者と個別に相談すること
- オフィスアワー: 各担当者と個別に相談すること