2009年度 人間·自然環境研究科 自然環境専攻 修士課程 選択科目 生命科学 — 1年(前期), 2年(前期)

生理環境論

教授・中川 秀幸

2単位

目的

生体の恒常性維持には神経系,内分泌系および免疫系による調節機構に加えて,多様な生体物質も重要な役割を果たしている.本論では,生体の機能を理解し,また,その機能に影響を与える可能性のある海洋生物由来の生理活性物質の現状を考察し,理解させる.

概要

生物体の生命活動の場としての内部環境は,外部環境の変化に適応して恒常性を保っている. この恒常性の維持における調節機構と多様な生体物質について解説する.

キーワード

生体の仕組み,神経伝達物質,生体物質,海洋生理活性物質

注意

授業で学んだことをファイルし,復習すること.

目標

1.生体の構造と機能調節系を理解し, 特に生体恒常性の維持に関する仕組みを生体物質との関連から理解する.

計画

1.生体の仕組みと情報伝達1
2.生体の仕組みと情報伝達2
3.神経伝達物質と生体物質1
4.神経伝達物質と生体物質2
5.神経伝達物質と天然生理活性物質1
6.神経伝達物質と天然生理活性物質2
7.生体の防御機構1
8.生体の防御機構2
9.生体の防御と生理活性物質1
10.生体の防御と生理活性物質2
11.陸上生物由来の生理活性物質
12.海洋生物由来の生理活性物質1
13.海洋生物由来の生理活性物質2
14.生体機能に体する海洋生理活性物質の影響1
15.生体機能に体する海洋生理活性物質の影響2
16.レポート課題と総括授業

評価

レポートとそのプレゼンテーショウンの総合評価を行う.

再評価

行う.

教科書

エッセンシャル細胞生物学,Toxicon あるいは J. Toxicol-Toxin Rev.の論文

参考資料

Handbook of Natural Toxins Vol. 3: Marine Toxins and Venoms (Marcel Dekker, Inc)

連絡先

中川(3222, 088-656-7259, sea-hide@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 随時.E-mail: sea-hide@ias.tokushima-u.ac.jp