2009年度 人間·自然環境研究科 人間環境専攻 修士課程 選択科目 健康科学 — 1年(後期), 2年(後期)

発育発達支援学特論

肩書不明・中安 紀美子

2単位

目的

人の発達を身体,精神,生活,環境を包括的にとらえる生態学的発達論は,人と環境の交互作用を通して絶えず変化するプロセスを重視する.また,人の生涯を視野に入れた生活者としての全体性,個別性,関係性,連続性において対象を把握し,発達の方向性についても多義的にとらえる. 医学·看護学,教育学,心理学等の知見に学びながらも,独自の総合的な発育発達学および発達支援学について考える

概要

個別的,全人的,相互依存的,社会的人間の発達支援を生態学的な視点から学ぶ.

注意

多くの文献研究を通して,主体的に学ぶことを希望する.

計画

1.発達の理論と争点
2.発達生態学の系譜
3.人の成長発達の生態学的理解
4.発達支援の新たな展開
5.ジャーメイン
6.ギブソン
7.ブロンフェンブレンナー
8.ロジャース
9.ベナー
10.発達支援の実践論的視座
11.子どもの成長発達権と発達保障
12.環境の保護促進因子と阻害因子
13.発達支援と生活指導
14.発達支援と健康教育
15.発達研究の課題と方法
16.総括授業

評価

討論の参加,レポートを総合して評価する.

教科書

資料を配布する

連絡先

中安(連絡先未登録)
オフィスアワー: nakayasu@ias.tokushima-u.ac.jp

備考

後期に集中で行う