看護学I(小児科学)
目的
養護教諭が日常活動で遭遇する学齢期(幼稚園,小,中,高校生)の小児科疾患について,病因,症状,診断,治療,予後,予防法などの基礎的知識を習得する.
概要
養護教諭として,児童生徒の健康管理や健康教育を遂行していくために必要な疾患の概要を学び,学校現場での対応や指導に役立てる.
注意
1.この授業は内科学,小児科学,精神医学,皮膚科学からなる看護学Iの小児科領域の授業です.授業の日程は後日掲示します.2.講義室は医学部基礎A棟4階「第2大学院カンファレンス室」です.3.受講生の中に代表者及び副代表を決めてください.4.代表者(又は副代表者)は講義の前に医学部学務課(基礎A棟2階)で鍵を借りて講義室を開け,講義終了後に施錠して鍵を返却してください.5.顔写真(カラー:縦33×横22mm程度)付き名札をつけてください.名札は貸与します.
目標
1. | 児童生徒の健康状態を把握し,判断するために必要な医学の基礎を学習する. |
計画
1. | 1.小児の成長発達とその障害·異常 |
2. | 2.小児の疾患各論 |
3. | 学校伝染病等感染症,アレルギー疾患,呼吸器·心臓·賢·血液·内分泌·神経等疾患 |
4. | 3.小児の慢性疾患の管理と指導 |
5. | 4.健康診断時に注意すべき疾病及び異常(平成6年12月学校保健法施行規則の一部改正) |
6. | 1)心臓の疾患:先天性及び後天性心疾患,心筋疾患,不整脈,術後心疾患,起立性調節障害 2)腎臓の疾患 |
7. | (1)治療や生活管理が必要でない疾病と異常:起立性蛋白尿(体位性蛋白尿),家族性良性血 尿症候群,遊走腎,腎臓の血管の異常による無症候性血尿 |
8. | (2)治療や生活管理を必要とする腎臓の疾病と異常:血尿症候群,蛋白尿症候群(無症候性蛋 白尿),蛋白尿·血尿症候群,慢性腎炎症候群(慢性糸球体腎炎),急性腎炎症候群,ネフ ローゼ症候群,続発性腎炎 |
9. | 3)糖尿病:インスリン非依存型糖尿病(NIDDM),インスリン依存型糖尿病(IDDM) |
10. | 4)その他のおもな内科的疾患:アレルギー疾患,肥満,高血圧,貧血,てん癇,側頭葉てん 癇,大発作てん癇 |
11. | 5)寄生虫症:ぎょう虫症,回虫症,鉤虫症(十二指腸虫症),その他の寄生虫症 |
連絡先
森(morike@mb.tcn.ne(no-spam).jp)
早渕(088-633-7135, hayabuchi@clin.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
小谷(aayumiko@clin.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
近藤(連絡先未登録)