2009年度 総合科学部 学部課程 教職に関する科目 — 3年(後期)

社会科教育法

鳴門教育大学・梅津 正美

2単位

目的

中学校社会科を主たるフィールドに,社会科教育の目標・内容・方法・評価に関する理論と方法について講義・演習を行い,社会科授業構成能力の高揚をめざす.

概要

社会科授業構成の理論と方法について学ぶ.

注意

講義形式を主とするが,演習課題に対する口頭発表·討議やビデオ視聴などの学習形態を適宜取り入れる.

目標

1.社会科授業構成論を類型的に把握できる.
2.目標-授業-評価の一体化を観点に社会科授業を構成できる.
3.学習指導案を書くことができる.

計画

1.中学校社会科教育をめぐる諸課題とその解決にむけての視座
2.社会科の理念と教科原理
3.社会科教育の歴史と主要な論争
4.社会科教育の目標論
5.社会科教育の内容構成論
6.社会科授業構成論(1)-社会科における「基礎的・基本的な内容」概念の解釈-
7.社会科授業構成論(2)-社会科授業における「知識」「問い」「思考」の連関-
8.社会科授業構成論(3)-社会科授業論の諸類型-
9.社会科授業構成論(4)-教材解釈-
10.社会科教育実践の分析(1)-教科書分析-
11.社会科教育実践の分析(2)-授業分析-
12.社会科教育実践の分析(3)-テスト問題分析-
13.社会科評価論の新しい動向
14.中学校社会科教育実践の課題
15.まとめと評価

評価

成績評価は,出席状況,演習課題への取り組み状況,学期末試験の到達状況を統合的に勘案して行う.

再評価

行わない.

教科書

教科書は特に指定しない.授業の進行過程で適宜教材プリントを配布する.

連絡先

梅津(連絡先未登録)
オフィスアワー: umezu@naruto-u.ac.jp