2009年度 総合科学部 学部課程 教職に関する科目 — 2年(後期)

英語科教育法II

准教授・中島 浩二

2単位

目的

英語教育データの統計分析·処理と英語教科の評価法について学ぶ

概要

妥当性と信頼性の高い測定をするためのテストとはどういうものか考えていく.また,テスト結果を客観的に評価するためのデータ分析方法や統計手法についても演習形式で学ぶ.

キーワード

基礎統計学,Excel統計

注意

Excelの基礎的な操作ができることを前提とする

目標

1.英語の授業を通じて,生徒・学生が何をどの程度理解したか,また,何がどの程度理解できていないかを出来るだけ客観的に測定・評価する方法について考える.そのために必要なテスト問題を作成するには何に留意する必要があるのか,客観的に評価するためにはどのような手法が必要なのか,分析結果を効果的な指導に結びつけるのにはどうしたらいいか考察する.

計画

1.総論
2.英語テスト問題の妥当性について
3.英語テスト問題の信頼性について
4.英語テストの尺度としての性質について
5.英語テスト結果の基本的性質を読み取る
6.英語のテスト結果を比べる
7.男女・クラス間の差を分析する
8.3つ以上のクラスのテスト結果を比較分析する
9.少人数クラスのテスト結果を分析する
10.統計的分析の実際
11.テスト得点間の関係の検討
12.見込み点を予測する
13.テストの信頼性の検討
14.統計手法の選択について
15.英語力の評価と指導について

評価

授業への参加度および定期試験による.

再評価

なし

教科書

「英語教師のための教育データ分析入門」(三浦省五監修,大修館書店)

連絡先

中島(総合科学部1号館2114号室, 088-656-7151, nakasima@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜 10:30-11:30

備考

1.「英語科教育法I」と「英語科教育法II」は隔年開講
2.本年度は開講する