行政法特論
准教授・上原 克之
2単位
目的
現代的な行政法の諸課題を総合的に学ぶことによって,行政法の一般理論が具体的な行政法的諸課題の中でどのように適用され,どのような問題があるかを把握し,地域環境問題を理解する上で基礎となる行政法的思考を深める.
概要
授業の対象として,地域環境問題を扱う,環境法(2∼4回),都市環境法(5∼7回),地域における行政のコンプライアンスを扱う,情報法(8∼11回),行政評価・行政監視(12・13回),その他(14・15回)の具体的領域を措定し,当該領域における法システム・法制度を概説し,政策的課題・行政的諸課題を行政法学の観点を中心に検討する.
キーワード
行政法,政策科学,通達,誘導,方法論
注意
行政法の基礎的理論を学習していない者の受講は好ましくない.
目標
1. | 行政法理論の応用能力を身につける. |
計画
1. | 現代型行政と法 概観 |
2. | 循環型社会と法システム |
3. | 環境アセスメント手続 |
4. | 環境行政訴訟 |
5. | 都市紛争と法的解決 |
6. | 都市行政と住民参加 |
7. | 自治行政の課題 |
8. | 情報公開(その1) |
9. | 情報公開(その2) |
10. | 個人情報保護(その1) |
11. | 個人情報保護(その2) |
12. | 行政評価システム |
13. | 行政監視・オンブズマン |
14. | 行政調査 |
15. | 行政の実効性の確保 |
評価
レポート
再評価
なし
教科書
なし
参考資料
授業の中で適宜指示する.
連絡先
上原(088-656-7173, uehara@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: オフィスアワー:水曜日12時から13時,研究室:総合科学部1号館北棟3階行政法研究室,Email:uehara@ias.tokushima-u.ac.jp