2009年度 人間·自然環境研究科 人間環境専攻 修士課程 選択科目 マルチメディア — 1年, 2年

電子音楽特論

教授・宮澤 一人

2単位

目的

電子音楽の歴史,美学,方法を体得し,自らの音楽的志向を表現するための手段として,自由に扱えるようになる.そのために必要な事項を学ぶ.

概要

20世紀後半より始まった「電子音楽」の歴史,及び技術的方法について考察する.

注意

新しい音楽の表現方法に関心があり,既成の音楽観にとらわれていない受講生を求む.

目標

1.音楽の表現方法の一つとして,電子機器を使いこなす.そのための基礎を身に付ける.

計画

1.電子音楽の歴史
2.1950年代のドイツ(電子音楽の始まり)
3.1950年代のフランス(ミュージック·コンクレート)
4.シュトックハウゼン(その1)
5.シュトックハウゼン(その2)
6.日本の電子音楽(その1)
7.日本の電子音楽(その2)
8.日本の電子音楽(その3)
9.北欧およびその他の国々の電子音楽
10.コンピュータの誕生と電子音楽
11.コンピュータによるデジタル·シグナル·プロセッシング
12.シュトックハウゼン(その3)
13.生演奏と電子音の融合
14.電子音楽の美学(なぜ故に電子音?)
15.総括授業
16.期末試験

評価

レポート

再評価

行わない

教科書

講義のさい指示する.

連絡先

宮澤(マルチメディアA棟 204, 088-656-7163, miyazawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日昼休み(研究室に在室している時は,特別な場合を除いて対応可能)

備考

1.未知の音楽や音響に対する柔軟な感性と好奇心が不可欠である.また,20世紀後半の芸術音楽に関する幅広い知識も求められる.
2.今年度は開講しない.また新体制の大学院生はこの授業の受講対象者ではない.