2009年度 総合科学部 学部課程 新カリキュラム・学部共通科目 — [必修] 1年(後期)

基礎ゼミナールⅡ

准教授・西村 孝史

2単位

目的

社会科学に必要な物事の考え方の習得することを目指します.

概要

この基礎ゼミでは,社会科学に必要な基礎的な思考法や方法論を学びます.毎週2つのことを行います.1つは,指定した文献の輪読です.毎週指定された報告者がレジュメを作成し,該当章の内容を説明します.もう1つは,報告者以外の人(1人)が,自分の興味のある時事問題についてパワーポイントを作成し,「なぜ自分が面白いと感じたのか」「どこが面白いのか」についてプレゼンテーションをしてもらいます. 文献の輪読が終了した後は,特定の話題について議論をするグループディスカッションを考えていますが,履修者によって内容を柔軟に変更することがあります.

キーワード

原因と結果,定量分析と定性分析,ボックス・アンド・アロー

注意

指定している本は,紀行文のような体裁をとっている部分もあるので読みにくいかもしれませんが,自分なりに工夫をしてまとめてみて下さい. 報告者のレジュメ作成は,手書き不可.履修時点でパワーポイントが使用できなくても基本的な操作方法に立ち返ることはしないので,自分でパワーポイントの使い方を学習して下さい.

目標

1.どのコースを選択しても通用するような,社会科学的な思考を身に付けること

計画

1.イントロダクション,レジュメ作成の基礎,報告者の順番決定
2.毎回1章ずつ報告者がレジュメ作成および報告,時事問題のプレゼンテーション(各1名)(2∼10回)
3.補足資料による輪読1(方法論)
4.補足資料による輪読2(実証論文)
5.グループディスカッション1
6.グループディスカッション2
7.グループディスカッション3
8.まとめ

評価

授業での平常点(=出席),レジュメの内容,授業への積極的な参加の3点を総合的に判断し評価する.

教科書

高根正昭(1979)『創造の方法学』 講談社現代新書.

連絡先

西村(総合科学部1号館 2階中棟(2215), 088-656-7171, t-nishim@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週月曜日 12:00-16:00 研究室(2215),それ以外の時間でも事前にメールで連絡をしてもらえれば対応できます.