基礎ゼミナールⅡ
教授・小原 繁
2単位
目的
選択した課題を調査し,自分の考えを説明して仲間と議論する.この過程を通して物事の見方,考え方の多様性を学び,プレゼンテーション能力を養う.すなわち,この授業では取り上げた課題の正解を見つけることが目的ではなく,正解に近づく過程で様々な調査手法や考え方や説明方法を学ぶことが目的である.
概要
授業で扱う課題を決定してから課題検討チームを4,5組ほど作る.課題は下記に示すような身体に関するものを設定する.その課題に関して書籍やインターネットを使って調べる.課題によっては簡単な実験を行ってもよい.例えば緊張で胸がドキドキする時の様子をとらえるための心電図の測定は簡単にできる.各チームは調査した資料からチームとしての見解をまとめる.その見解に対して他の受講生は意見を述べる.またそれに対する返答を繰り返しながら,ものの見方,考え方を作り上げていく.課題例:1)血液型で性格を判断できるか? 2)病は気からというのは本当か? 3)緊張するとなぜ胸がどきどきするのか? 4)寒いと血圧はなぜ上がるのか?
キーワード
課題設定,調査,議論,プレゼンテーション
目標
1. | 調査手法を理解する. |
2. | プレゼンテーションの手法を身につける. |
3. | 考えの相違を整理する能力を身につける. |
計画
1. | 検討グループを4組,組織する.課題設定について検討する.全体討論 |
2. | 各グループが選択した課題について再検討する. |
3. | 各グループ毎の検討(第1回目) |
4. | 各グループ毎の検討(第2回目) |
5. | 各グループ毎の検討(第3回目) |
6. | 各グループ内でのプレゼンテーション(第1回目) |
7. | 各グループ内でのプレゼンテーション(第2回目) |
8. | 各グループ内での課題の整理 |
9. | グループAとグループBの課題の説明と意見表明,議論 |
10. | グループCとグループDの課題の説明と意見表明,議論 |
11. | 各グループ内での再検討(または新課題の設定) |
12. | 各グループ内での再検討 |
13. | グループAとグループBの課題の再説明と意見表明,議論 |
14. | グループCとグループDの課題の再説明と意見表明,議論 |
15. | 全体のまとめ |
16. | 筆記試験として,各個人毎にレポート作成 |
評価
毎回の授業の中での取り組みと最後に作成するレポートで総合評価を行う.
再評価
再試験はしない.
連絡先
小原 繁
- オフィスアワー: 水曜日 午後5時から6時