基礎ゼミナールⅡ
教授・桑原 類史
2単位
目的
学問,勉強の真の面白さ,意義は,できあがった理論を単に受動的に修得するだけでなく,些細なことであっても,自分の頭で考え,あるいは仲間同士で議論し,試行錯誤しながら,新しい「法則」や「理論」を発見することにあると言える. 本授業では,できるだけ身近な題材を課題として取り上げ,それについて,情報収集・整理し,論理的な考察を行うことをめざす.さらにそれを報告・発表する.これらを自ら主体的に体験してもらうことを目的とする.
概要
前半は,身近な数理科学的なテーマ・問題に関する適当なテキストを購読し,内容について,論理的に説明したり,議論しながら,自主的学習の態度を養う.,後半は,これらの経験をもとに,受講生を,3,4のグループに分け,各グループごとに,自主的に考えた(あるいは与えられた)課題について,グループで議論しながら報告をまとめ上げる.さらにその成果を全体の場で発表し,ディスカッションを行う. 課題としては,身近な(自然科学,社会科学等における)数理科学的な考察にかかわるものを取り上げたい.
キーワード
主体的学習,論理的・数理的考察
目標
1. | 自学自習の態度を身につける. |
2. | 課題について,調べ,自分の頭で考察し,それをまとめ,そして発表する能力を高める. |
計画
1. | 導入:購読するテキストを決める.(第1週) |
2. | テキストの購読:内容について順番に報告し,議論する.(第2週∼第8週) |
3. | グループに分かれて,各課題について,調査,研究,経過報告を行う.(第9週∼第14週) |
4. | グループごとの発表,ディスカッション(第15週) |
5. | 総括授業(第16週) |
評価
授業への取り組み状況,報告,発表などを総合的に評価する.
再評価
なし.
教科書
受講生の状況に応じて,テキスト,資料等を適宜用いる.
連絡先
桑原類史(TEL:088-656-7226, kuwabara@ias.tokushima-u.ac.jp)
- オフィスアワー: 金曜日 15:00∼17:00