情報処理の基礎Ⅰ
准教授・豊田 哲也, 准教授・石田 基広, 准教授・小野 公輔, 准教授・掛井 秀一, 准教授・佐藤 高則, 教授・佐藤 充宏, 准教授・長積 仁, 准教授・西山 賢一, 准教授・真岸 孝一, 准教授・村上 公一, 准教授・矢野 剛, 准教授・矢部 拓也
2単位
目的
数量的なデータを扱うための基本的な知識と技術を身につける.授業ではまず表計算ソフトExcelの基本操作の習得から始め,データの尺度や性質とそれぞれの基本統計量を算出する方法を知る.特に表計算ソフトの関数に慣れる.次に,大量のデータを処理するため必要な効率的な検索や繰り返し演算について,アルゴリズムの基礎を学ぶ.また,現代のデータ解析ではグラフィックスの作成が重要な意味を持つことから,散布図など多様なグラフの作成や利用の方法について理解を深める.なおテーマごとに実習をおこなう.
概要
Excelを使った統計分析入門
キーワード
情報処理,統計学,Excel
注意
受講者は前提としてWindows操作の基礎知識をすでに獲得していることが求められる.授業は講義と実習を組み合わせておこない,各回の内容に応じた課題を課す.なお,利用可能な端末の台数によって受講者を制限する場合がある.
目標
1. | データの整理・分析に必要な知識,技術を学ぶ.またデータ分析のためのソフトウェアを使いこなせるようになる. |
計画
1. | 表計算の基礎 |
2. | 関数の概念と使い方 |
3. | データの尺度について |
4. | 基本統計量の算出 |
5. | 実習1:与えられたデータにふさわしい統計量を求める |
6. | データの検索と置換 |
7. | データの確率分布とパラメータについて |
8. | 分布をシミュレーションするためのアルゴリズム |
9. | 1変量データの分散と標準偏差 |
10. | 実習2:各種分布をシミュレーションする |
11. | ヒストグラムと各種分布 |
12. | 箱ひげ図などの作成 |
13. | 2変量データと相関 |
14. | 相関と散布図 |
15. | 実習3:散布図の作成 |
16. | 授業のまとめ |
評価
授業への取り組みと課題の評価による.
再評価
おこなわない
教科書
最初の授業で指示する.
連絡先
豊田(2329, 088-656-7154, toyoda@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 木曜 12:00∼13:00