プロジェクト研究Ⅱ
目的
地域・環境に関わる諸課題を実践的に解明するワークショップ方式の授業.専門の異なる文系・理系の複数の教員が共同で運営する.受講者は各々の専門性に依拠しつつ,共同で研究課題の設定,先行研究の検討や調査・実験等を行い,結果を報告書および公開報告会で発表することが義務づけられる. とくに本授業では,社会的ニーズが高い地域・環境に関わる諸課題を取り上げることで,総合的な分析視角を修得するのみならず,地域諸団体(自治体・NPO・企業等)との連携を通じて,共同研究遂行におけるマネジメント能力など,総合的研究の組織的遂行に求められる実践的な能力をも育む. 共同研究プロジェクトが効率的に行われるよう,平井は地理学の視点から,高橋晋一は文化人類学・民俗学の視点から,山本裕史は環境化学の視点から,担当教員全員がそれぞれ共同して指導にあたる.
概要
地域・環境課題解決のための総合的アプローチ
キーワード
地域社会,環境
注意
本授業は,地域・環境に関わる諸課題を解明するための調査・実験をともなう.そのため,受講者と相談の上,土日曜など授業時間外にフィールドワーク・インタビュー・実験などの作業を実施することもある.
目標
1. | 本授業の到達目標は,文理融合型のプロジェクトの下に,地域・環境課題に関わる共同研究を通じて,課題解決のための実践的な能力を育むことにある. |
計画
1. | 本授業については,以下の内容で授業を行うが,担当教員の他にも,適宜必要に応じて地域諸団体関係者に参加してもらう. |
2. | 1)研究課題の設定 |
3. | 2)研究課題に関する先行研究の検討と資料収集 |
4. | 3)研究課題に関する研究アプローチの検討<中間報告の実施> |
5. | 4)研究計画(プロポーザル)の作成(必要に応じて修正) |
6. | 5)課題に関する実験・調査の実施 |
7. | 6)関連データの収集と検証 |
8. | 7)収集データの分析 |
9. | 8)分析・調査結果の検証<中間報告の実施> |
10. | 9)課題解決策の検討 |
11. | 10)課題解決策の提案<中間報告の実施> |
12. | 11)研究計画(プロポーザル)の実施内容について |
13. | 12)研究成果報告の作成 |
14. | 13)研究成果報告についての公開報告会の開催<最終報告の実施> |
評価
本授業,受講学生には中間報告・最終報告の他に,報告書作成を義務づける.実施計画書(プロポーザル)の遂行状況,発表内容・報告書,共同研究への取組姿勢などにより,担当教員の協議の下に成績評価を行う.
再評価
行わない.
教科書
なし.授業時に必要なテキスト·資料については適宜指示する.
参考資料
なし.授業時に必要なテキスト·資料については適宜指示する.