2009年度 総合科学教育部 地域科学専攻(博士前期課程) 博士前期課程 地域創生分野 — [必修] 1年(前期), 1年(後期)

2009年度 総合科学教育部 地域科学専攻(博士前期課程) 博士前期課程 環境共生分野 — [選択] 1年(前期), 2年(前期)

2009年度 総合科学教育部 地域科学専攻(博士前期課程) 博士前期課程 基盤科学分野(文系) — [選択] 1年(前期), 2年(前期)

地域経済特論

教授・中嶋 信

2単位

目的

「地域問題の経済学的考察」を基本テーマに,地域経済学の諸成果の継承と,四国・徳島の実情に即した研究の発展につき講述する.

概要

地域社会の土台をなす地域経済の構成と動態を理論的に解明する.また,地域問題を解決するための政策と推進体制を明らかにする.①地域経済論の骨格と基礎概念,②四国の事例による地域経済の実証的分析の方法,③地域づくりの理念と政策に関わる先行研究および先駆的事例の考察,を主要テーマに15回の講義で構成する.経済学を主要な方法とするが,地域問題は総合的であることから,他の学問領域の成果を積極的に組み入れる.

キーワード

地域経済学,地域問題,地域政策,維持可能な発展

目標

1.受講者には.①地域問題-地域経済構造分析-地域政策の関係が理解できる,②具体的な事例に則して地域問題を解決する地域政策のあり方について実証的に考察できる,ことを求める.

計画

1.地域経済学の課題と構成+講義計画
2.地域経済学の歩み-先行研究のトレース①
3.地域政策の理念-先行研究のトレース②
4.地域問題と住民-先行研究のトレース③
5.戦後日本経済と地域経済の変容①戦後再編期
6.戦後日本経済と地域経済の変容②高度成長期
7.戦後日本経済と地域経済の変容③構造転換期
8.地域経済構造分析の手法①人口構造
9.地域経済構造分析の手法②産業構造
10.地域経済構造分析の手法③政策体系
11.地域問題の現局面①過疎地域
12.地域問題の現局面②過密地域
13.地域づくりの新理念と政策体系
14.地域づくりの推進体制と住民
15.地域経済学の近年の動向

評価

期末に提出するリポート,講義中の小テスト,出席状況などを総合して評価する

再評価

なし

教科書

なし 関係資料を配付する

連絡先

研究室は1号館2階中棟.随時相談に応ずるが,e-mailで予約が望ましい.アドレス:makoto@ias.tokushima-u.ac.jp