2009年度 総合科学教育部 地域科学専攻(博士前期課程) 博士前期課程 地域創生分野 — [選択] 1年(後期), 2年(後期)

地域創生メディア特論

准教授・樫田 美雄, 准教授・掛井 秀一, 准教授・河原崎 貴光

2単位

目的

技術主導ではなく人間主体のメディアとは,どのようにあるべきかを技術的側面,文化的側面,社会的側面から探求する.

概要

1.コミュニケーションにおける文脈の重要性を確認し,CSCW(コンピューターに支援された共同作業)の現況を考察する. 2.都市建築空間にメディア技術が及ぼした影響を振り返り,空間デザインに於けるメディアの在り方について考察する. 3.アートの歴史に於けるメディアの役割を概観し,現代芸術の中でのメディアの位置付けを考察する.

キーワード

メディア環境,エスノメソドロジー,CSCW

注意

この授業は隔年開講科目である.21年度は開講せず.

目標

1.メディアについて多角的に,批判的に評価できるようになる.

計画

1.ガイダンス
2.実践的エスノメソドロジー入門
3.ビデオエスノグラフィーとは何か
4.会話の分析=重なり・沈黙・呼応=
5.社会的なものとしてのコミュニケーション
6.都市形成とメディア
7.執務空間とメディア 1 smart building
8.執務空間とメディア 2 SOHO
9.物理空間とサイバー空間
10.事例研究 ネットショップ vs. 店舗
11.テクノロジーとアート1 芸術に向かって
12.テクノロジーとアート2 技術に向かって
13.表象表現とメディア1 メディアについての表現
14.表象表現とメディア2 ニューメディアを使用した表現
15.総括
16.試験

評価

授業貢献および試験

再評価

実施せず.

教科書

山崎 敬一編2004『実践エスノメソドロジー入門』有斐閣

参考資料

授業において適宜指示

連絡先

掛井(マルチメディアB棟206, 088-656-7166, kakei@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜5・6

備考

(樫田のオフィスアワーは)火曜日 14時∼15時の予定(面談申込書あり,樫田研ドアに掲出)