2009年度 総合科学教育部 地域科学専攻(博士前期課程) 博士前期課程 地域創生分野 — [選択] 1年(前期), 2年(前期)

芸術情報地域創生特論

Special Seminar on Arts Infomation in Community Formation

教授・石井 健二, 教授・平木 美鶴, 准教授・河原崎 貴光

2単位

目的

諸々の芸術領域が芸術文化情報として地域創生の問題とどのように関り合うべきかと言うテーマについて,同授業を受講する大学院生が自分自身の問題として考察し,制作活動や大学外における地域連携活動等にチャレンジする為の素養を身につける.

概要

この授業では,芸術領域を専門とする3名の教員(石井健二,専門は「デザイン・写真研究」.平木美鶴,専門は「絵画表現研究」.河原崎貴光,専門は「メディアアート」.)がオムニバス形式の方法で講義等を実施する.その際,各自の専門内容を芸術文化情報の一端として考え,自分自身が生活している地域の活性化を念頭に置きつつ授業を実施する.実際の授業においては,講義に加えて,制作実習や芸術文化創生のための大学外における地域連携活動等が行われる.具体的には,地域活性化事業にアートが果たす役割を理解した上で専門を生かした発想で徳島における活性化を考え提言できる力を養う.

キーワード

芸術,地域活性化

目標

1.地域創生の素養を身につける

計画

1.「絵画」についての概説的な説明と同分野が地域文化創生のために果たす役割について講義する.(平木美鶴)
2.芸術による地域活性化について概説的な説明と実践例について講義する.(平木美鶴)
3.芸術による地域活性化についてより深い説明と実践例について講義する.(平木美鶴)
4.徳島における芸術による地域活性化事業を見学する.(平木美鶴)
5.「映像」という分野についての概説的な説明と,同分野が地域文化創生のために果たす役割について講義する.(石井健二)
6.「写真文化論」について,概略的に説明する.(石井健二)
7.「写真文化論」についての継続的な説明を行い,その考え方と地域文化創生との関係について意見交換する.(石井健二)
8.写真表現方法の変遷について時代を追って考察する.(石井健二)
9.写真文化について断続的な説明を行い,写真の古典技法については再現と意見交換を行う.(石井健二)
10.メディアアートが地域文化創生のために果たす役割について講義する.(河原崎貴光)
11.メディアとテクノロジーによる地域活性化について概略的な講義をする.(河原崎貴光)
12.メディアとテクノロジーによる地域活性化の実践例を講義する.(河原崎貴光)
13.メディアアートとパブリックアートについて講義する.(河原崎貴光)
14.メディアアートが地域文化創生のために果たす役割について講義と意見交換を行う.
15.徳島における芸術による地域活性化事業への提案を考える.
16.徳島における芸術による地域活性化事業への提案を発表する

評価

学期末レポート,授業への取組み状況及びプレゼンテーションにより決定する.

再評価

行わない.

教科書

教科書は使用しない,適宜プリントを配布する.

参考資料

授業の中で配布する.

連絡先

平木(103, 088-656-7167, hiraki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日 昼休み