社会調査の基礎

Basic Aspects of Social Survey

教授・◎日野出大輔, 准教授・吉岡昌美

1単位

形態

講義

一般目標

社会福祉調査を実施するための社会調査の基本的事項を理解し,その方法を修得する.

授業概要

社会調査の意義と目的，方法の概要について教授する.また,様々な統計法の概要,社会調査の倫理や個人情報保護について理解を深めるとともに,統計調査および事例調査の手順と調査技術など,質的および量的調査の具体的方法についても教授する.

授業方法

講義形式(視聴覚教材，プリントなどを適宜用いる)

授業場所

金曜日3時限目，5Fセミナー室

行動目標 (到達目標)

1.	社会調査の意義,目的について説明できる.
2.	社会調査の方法の概要について説明できる.
3.	統計法の概要について説明できる.
4.	社会調査における倫理や個人情報について説明できる.
5.	量的調査の方法及び質的調査の方法について説明できる.

授業計画

回	大項目	中項目	内容	担当	到達目標
1.	序論		社会調査，社会福祉とは	吉岡	1,2
2.	社会調査の意義と目標	社会福祉調査の基本的性格と種類	社会調査の基本的性格，統計法	〃	1-3
3.	〃	〃	社会調査の種類	〃	〃
4.	〃	社会調査における倫理と個人情報保護	社会調査における倫理	日野出	4
5.	〃	〃	社会調査における個人情報保護法	〃	〃
6.	統計調査の手順と調査技術	統計調査の特質	統計調査の技法上の特徴	〃	2,5
7.	〃	統計調査の手順と技法	調査の設計から分析までの全体像，調査目的・課題の明確化	〃	〃
8.	〃	〃	調査の企画と準備	〃	〃
9.	〃	〃	調査の実施Ⅰ	〃	〃
10.	〃	〃	調査の実施Ⅱ	〃	〃
11.	〃	〃	調査結果の整理・集計・分析	〃	〃
12.	事例調査における調査技術	事例調査の特質	事例調査の技法上の特徴	吉岡	〃
13.	〃	事例調査の手順と技法	調査目的・課題の明確化，調査の企画と準備	〃	〃
14.	〃	〃	調査の実施，調査結果の整理と分析	〃	〃
15.	まとめ		社会調査に関するまとめ	〃	1-7

成績評価の方法

全講義終了後，筆記試験を行う.筆記試験の評価点により総合的に判定する.評価は100点満点で60点以上を合格とする.

再試験

必要に応じて行う.

教科書，参考書

教科書は使用しないが,下記に示す参考書など,できるだけ多くの関連書ならびに雑誌を参考にするとよい.

参考資料

新版社会福祉士養成講座 9社会福祉援助技術論Ⅱ 第4版中央法規出版2007

社会調査の基礎潮谷有二・杉澤秀博・武田丈編,ミネルヴァ書房 2009

WEBページ

→コンテンツサーバ (EDB/CMS)

連絡先

日野出(088-633-7543, hinode@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00

吉岡(088-633-7543, masami@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)