2009年度 総合科学教育部 地域科学専攻(博士後期課程) 博士後期課程 — [必修] 2年(通年)

地域科学特別演習Ⅱ

准教授・矢野 剛

4単位

目的

開発途上国における地域開発に関するテーマを取り扱い,計量経済学的手法を用いる実証分析を中心とした博士論文執筆を目標とする.

概要

博士論文執筆のための指導を行う.計量経済学的手法を用いる実証分析を中心とした博士論文を対象とする.研究対象はアジアを初めとする途上国経済の産業や企業など経済のミクロ側面を中心とするが,それら以外でも可とする.

目標

1.博士学位授与水準を満たす博士論文の完成

計画

1.博士論文は,通常の学術論文に換算して少なくとも5本程度のボリュームを持つものであるため,ある同一研究分野に関して年間1∼2本の学術論文を継続して執筆することが中間的な目標であり,そのための指導を中心的に行う.具体的には,関連文献のサーベイ結果と自らのアイデアに基づく新しい論文構想について,指導教員と綿密なディスカッションを行い,指導教員のサポートの下に自らの分析と論文執筆を行う.統計データ使用のための指南や計量分析テクニックに関する指導も行われる.そこでは国内外の学術専門査読誌に査読を通過し掲載されるレベルの論文執筆を目指す.場合によっては指導教員と共著論文を執筆することもあり得る.このような論文執筆の蓄積の上で,最後に一貫したテーマを追求するための全体枠組みの中で個別の論文を再構成し,博士論文として完成させる.

評価

博士号請求論文として十分な水準をもった論文を完成させたことをもって単位を認定する.

教科書

なし

参考資料

博士論文関連分野の各種学術雑誌(主として当該フィールドの英文ジャーナル)

連絡先

矢野(2221, 088-656-7182, yano@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)