地域社会ゼミナールAⅠ(その1)
教授・髙橋 晋一
2単位
目的
この授業は,文化人類学・民俗学的手法を用いて地域研究を進めて いこうと考えている学生を対象としている.受講者には,文化人類学・民俗学の基礎概念を修得してもらうとともに,実際に自ら研究テーマを設定し,調査研究(フィールドワーク) を進め,レポートを書くという経験を通して,文化人類学・民俗学的研究の視点と実践能力を体得してもらう.
概要
文化人類学ゼミナール
キーワード
文化人類学,民俗学,地域文化,フィールドワーク
注意
地域社会ゼミナールAII とあわせて通年で受講すること.
目標
1. | (文化人類学· 民俗学の研究領域の中から) 主体的に選んだ研究テーマについて,適切な方法による調査や分析をおこない,レポートにまとめることができる. |
計画
1. | 3 年次では,受講者各自の関心に応じて研究テーマを設定し,実際の調査(フィールドワーク) を行い,レポートを作成するという作業を通して,地域調査に関する実践的な能力を高めていく.前期のゼミナールにおいては,最初のステップとして,自分が興味や関心を持つテーマの研究動向を概観するため,いくつかの研究論文を選び,内容をまとめて発表する.次に,取り上げた研究分野の中から具体的なテーマやフィールドを設定し,調査や分析の方法を検討しながら,実際の調査に向けた準備を行う. |
2. | 授業ではあわせて,文化人類学・民俗学の調査方法(フィールドワーク),研究の視点・方法に関する文献の輪読を進め,調査・研究を主体的に進める上での基礎能力を涵養していく. |
評価
授業への取り組み状況と討議への参加意欲,報告内容の完成度をもとに評価する.
再評価
行わない.
教科書
教科書は使用しない.授業中に適宜プリントを配布する.
参考資料
伊丹敬之『創造的論文の書き方』有斐閣,2001 年
伊藤亜人『文化人類学で読む日本の民俗社会』有斐閣,2007 年
佐藤郁哉『フィールドワーク増訂版』新曜社,2007 年
連絡先
髙橋(1314, 088-656-7126, takahasi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜 12:00-13:00