2010年度 工学部 機械工学科 夜間主コース — [選択] 4年(前期)

機械工学特別講義1

Topics on Mechanical Science 1

准教授・伊藤 照明

2単位

目的

CIM生産システムにおけるシミュレーションによる最適化のための基礎知識を習得させることを目的とする.

概要

複雑となっている生産システムを定量的に検討し最適化するための方法論について述べる.さらに,マテハンシステム,生産システム,コンベヤシステムに関する応用事例について述べる.

キーワード

生産システム,CIM,生産管理,シミュレーション,最適化

先行科目

生産加工

要件

設計・生産やコンピュータに関連した科目を履修していることが望ましい.

注意

予習・復習を行なうこと.

目標

1.CIM生産システムの基礎知識の習得
2.最適化のためのシミュレーション技法の理解
3.応用例を通じた実践的な知識習得

計画

1.コンピュータ統合生産とシミュレーションの概要
2.最適化のためのシミュレーション技法の理解
3.実験計画法,分散分析,分散縮小化手法
4.単一変数関数の最適化手法
5.多変数関数の最適化手法
6.多目標最適化モデル
7.シミュレーションを用いた多目的最適化
8.自動倉庫搬送システム
9.コンピュータ援用カートシステム
10.モノレール台車による自動仕分け
11.フロー式多段階機械生産システム
12.かんばん生産システム
13.切削・自動測定FMS
14.自由サイクル方式コンベヤによるピッキングシステム
15.一斉起動方式コンベヤによるピッキングシステム
16.定期試験

評価

受講姿勢•レポート(平常点)を40%,定期試験を60%として評価し,合計60%以上を合格とする. 欠席が規定回数を超えるものは試験を 受けることができない.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

高桑宗右ヱ門著「CIM生産システムのシミュレーション最適化」,コロナ社

参考資料

藤本英雄著 「コンピュータ統合生産システム」,コロナ社

連絡先

伊藤(M316, 088-656-2150, ito@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)