自動制御理論1
Automatic Control theory 1
目的
なぜ自動制御が機械工学で必要か,自動制御系設計にはどのような知識が必要なのかについて理解 させる. 本講義では,線形制御理論に焦点を絞り,時間とともに変動する現象を理解する感覚を養い,自動制御の目的と構成,自動制御系の解析·設計のための基礎理論を講義するとともに,毎時間演習を実施し,自動制御に必要な基礎知識を修得させる.
概要
自動制御技術は,一般産業機械をはじめロボット,NC工作機械の基礎技術として応用されており,自動制御なくしては機械の満足な動作は期待できない. そのため線形制御理論に基づき数学的解析法と設計法を解説する.
キーワード
自動制御,動特性,安定性,制御性能
要件
特になし
注意
「微分方程式1,2」,「ベクトル解析」,「複素関数論」,「機械力学」,「電子回路」等の履修を前提にして講義を行う.
目標
1. | 1.自動制御の目的と構成を理解する. |
2. | 2.自動制御系の解析·設計の基礎理論を修得する. |
計画
1. | 自動制御の基礎概念(自動制御の目的,構成) |
2. | ラプラス変換と微分方程式·演習 |
3. | 〃 |
4. | 伝達関数とブロック線図·演習 |
5. | 〃 |
6. | 周波数応答·演習 |
7. | 〃 |
8. | 中間試験 |
9. | 制御系の安定·演習 |
10. | 〃 |
11. | 〃 |
12. | 制御系の良さ·演習 |
13. | 〃 |
14. | 制御系設計の基礎·演習 |
15. | 質問·総括 |
16. | 定期試験 |
評価
試験(70点),授業への取り組み状況,レポートなどの平常点(30点)とし60%以上を合格とする.
JABEE合格
【成績評価】と同一である.
JABEE関連
(B)に対応する.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
添田喬·中溝高好共著「自動制御の講義と演習」日新出版
参考資料
講義中に説明する.
連絡先
小西(M423,konishi@me.tokushima-u.ac.jp)
三輪(M420,miw@me.tokushima-u.ac.jp)
備考
2時間の講義の後,毎回1時間の演習を行う.予習復習は欠かさず行うこと.