2010年度 工学部 建設工学科 昼間コース — [必修] 1年(後期)

情報処理

Data Processing

准教授・蒋 景彩, 准教授・田村 隆雄

2単位

目的

パソコンによる科学技術計算への入門として,データの入出力や簡単な数値計算プログラムの意味が理解できること,さらに例題を参考にしながら応用プログラムが作成できることを目指す.

概要

建設工学のあらゆる分野においてパソコンは重要な役割を果たしている.またこれまで大型電子計算機のみで行われてきた大規模な科学技術計算の多くがパソコンで手軽に行えるようになってきた.パソコンによる科学技術計算への入門として,FORTRAN プログラミングについての演習を行う.本講義では,その日に学習するプログラミングの要点と例題が説明された後,数題の簡単な課題が出され,受講者1 人1 人が実際にプログラミング演習を行うことにより進められる.

キーワード

フォートラン,プログラミング

先行科目

情報科学 / 情報科学入門

要件

なし

注意

予習・復習を行うこと.演習課題の提出をもって出席とする.

目標

1.FORTRAN プログラムの実行内容が理解できる.
2.例題を参考に応用プログラムが作成できる.

計画

1.FORTRANのためのX-window利用法 p.2-p.5
2.数値読みこみ,式の計算,出力 p.6-p.13
3.判断と飛越し p.15-p.28
4.繰返し計算 p.42-p.52
5.書式の指定 p.30-p.36
6.配列 p.54-p.78
7.プログラミング記述試験1
8.プログラミング実技試験1
9.文関数と組込み関数 p.80-p.93
10.関数副プログラム p.96-p.107
11.引数を持つサブルーチン副プログラム p.110-p.123
12.引数を持たないサブルーチン副プログラム p.126-p.138
13.文字処理 p.140-p.146
14.ファイル p.148-p.161
15.プログラミング記述試験2
16.プログラミング実技試験2

評価

到達目標1の達成度を,プログラミング記述試験1と2の割合を1:1として算出される評点により評価し,評点≧60%を当目標のクリア条件とする.到達目標2の達成度を,プログラミング実技試験1と2の割合を1:1として算出される評点により評価し,評点≧60%を当目標のクリア条件とする.すべての到達目標をクリアした場合を合格とし,成績は,到達目標1と2の評点の重みをそれぞれ50%として算出する.

JABEE合格

【成績評価】と同一である.

JABEE関連

本科目は本学科の教育目標の3(1)に,100%対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

FORTRAN77入門-改訂版-,浦 昭二編,培風館

参考資料

特になし

連絡先

蒋(A311, 088-656-7346, jiang@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること
田村(A414, 088-656-9407, tamura@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること