2010年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [必修] 3年(後期)

生物工学演習6

Exercise of Biological Science and Technology 6

教授・中村 嘉利, 助教・佐々木 千鶴

1単位

目的

再生産可能な資源である未利用のバイオマスによる循環型社会への移行が急務である.そこでこの演習では,バイオマスに関するキーワードの基礎および利用の現状を学び,さらにはインターネットを利用し自ら抽出したバイオマス利用に関する研究論文を読解することにより,バイオマスを利用した研究について知識を深める.

概要

バイオマス資源の種類,利用状況などを各自で調査する.これにより基本的な情報を習得し,続いてバイオマス利用に関する英語の研究論文を熟読し,内容についてパワーポイントを用いてプレゼンテーションを行う.

キーワード

環境,バイオマス,論文検索

要件

微生物学1および生物環境工学を受講していることが望ましい.

注意

研究論文の読解は班で行うが,文章を読み込み,各自が内容全体を充分に理解しておくこと.英和辞典を持参すること.

目標

1.バイオマス利用に関する最新の研究論文およびその他の情報を熟読することにより,バイオマスに関する基礎的知識を身につける.
2.インターネットを用いた研究論文の検索法を習得し,今後研究を行う上での適切な研究論文の選定の仕方を身につける.
3.課題の発表を通じて,プレゼンテーション能力を養う.

計画

1.バイオマスに関する調査, レポートおよび小テスト (到達目標1の一部評価)
2.研究論文の検索法,小テスト (到達目標1,2の一部評価)
3.班による研究論文の検索および選定
4.研究論文の読解
5.研究論文の読解およびプレゼンテーションの準備
6.プレゼンテーションの準備
7.プレゼンテーション (到達目標全ての一部評価)

評価

出席率80%以上で,到達目標1, 2, 3項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成度は目標1, 2, 3ともレポートと小テスト(50%)およびプレゼンテーション(50%)で評価し,出席点は加えない.

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(B),(C),(D)に対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

特になし.

参考資料

必要に応じて資料を配布する.

連絡先

佐々木(M棟714, 088-656-7532, csasaki@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日16:20∼17:50

備考

原則として再試験は実施しない.