特別研究
Study on Information Science and Intelligent Systems
6単位
目的
新しい問題について自分で資料を収集し,読解してその事柄を理解し,社会に出てから自分の力で問題を把握する能力を養う. また自分の考えを正しく伝えるための文章の書き方を身に付ける.
概要
定期的に課題の調査事項を指導教員に報告し,指導を受ける.(セミナー,ポートフォリオ形式)
キーワード
知能情報工学,ソフトウェア工学
要件
特別研究を受講するためには,知能情報工学科夜間主コース特別研究受講要件に指定 する単位をすべて修得していなければならない. 指導教員の研究室に始終出入りし,大学院生などと交流して知識を集めるように努めることを勧める.
目標
1. | 研究課題に関する専門知識を修得する. |
2. | 実践的な情報収集·活用能力,問題設定能力,問題解決能力およびコミュニケーション能力を養う. |
計画
1. | 学生の選択により,研究室単位で授業を進めるが,授業内容例を以下に示す. |
2. | クラスタリングを用いた文書検索の精度向上に関する研究 |
3. | Earth Mover's Distance の効率的計算に関する研究 |
4. | 5層砂時計型ニューラルネットワークを用いた電子透かし情報の識別 |
5. | 進化戦略によるマルチエージェント系の創発的設計に関する研究 |
6. | ストレージ暗号化とそのシステム開発に関する研究 |
7. | FG視覚センサを用いた人の追跡 |
8. | Webアプリケーションにおけるコンポーネント構成方式の研究 |
9. | 感情表現を含む文章における音声合成に関する研究 |
10. | ユビキタス環境におけるブログを活用した学習コミュニティ支援 |
11. | CVSを利用した論文のためのバージョン管理システムの研究と開発 |
12. | PDAを用いた大学案内支援システムの構築 |
13. | 分野連想語の自動獲得方法に関する研究 |
14. | 周波数領域における連続時間モデル同定の研究 |
15. | 非線形力学系の視覚化手法とその計算機援用 |
16. | 身体特徴のトラッキングを用いたカメラマウスの研究 |
評価
2月末に調査結果をまとめた報告書を提出し,審査を受けると共にその内容について諮問を行い,その結果を総合して評価する.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
課題によっては指導教員より指定される場合がある.
参考資料
一部は指導教員より提示されるが,大部分は自分で探す必要がある. これも特別研究の 課題の一部である.
連絡先
教務委員会委員
備考
1. | 特別研究受講資格者の選考:3月中旬に次年度の特別研究受講資格者を選考し,該当するものの名前を知能情報工学科玄関の掲示板に掲示する.ただし,3月末までに特別研究受講要件を満たした学生については4月に入ってから特別研究受講資格者となる可能性もある.疑義のある学生は直ちに学科長に申し出ること. |
2. | 課題の決定:3月中旬に研究課題を掲示し説明を行う.学生は希望する課題を選んで申 し出るが,一つの課題に集中しないように学科長が調整することがある. |
3. | 研究の実施:指導教員,大学院生の指導で関連する専門書や論文を読み,課題に関する調査を行う. |