プロジェクト演習
Project Exercise
目的
グループワークを通して,総合的能力(問題分析·解決,チームワーク,リーダーシップ)および専門的能力(システム設計,プログラミング,機構設計)を短期間のうちに習得することを目的とする.
概要
少人数で1チームを構成し,与えられた課題に対して自由な発想と独創性で,LEGO社製Mindstormsを用いてロボットの行動プログラムを設計·開発することにより,システム設計やプログラミングなどの技術を実践的に習得する.そして,その成果をコンテストや開発コンセプトのプレゼンテーションを通じて評価する.
キーワード
グループワーク,ロボット,プログラミング
先行科目
要件
「コンピュータ入門」,「プログラミング演習1,2」を習得していることが望ましい.また,ノートパソコンを持参できることが望ましい.
注意
無断欠席や遅刻など,メンバーの迷惑になるような行為は一切認めない.
目標
1. | グループワークにおけるリーダーシップ力とチームワーク力の重要性が認識できる. |
2. | ロボットの製作を通じて,メカニズムを創造する楽しさ,トータルシステムを機能させるために必要な要素技術の重要性などを認識できる. |
3. | 与えられた制約のもとで計画的に作業が進められるようにロボット製作計画書を作成し,期限内に一定の成果が得られるように作業を進めることができる. |
4. | 効果的なプレゼンテーション技法を学び,実践できる. |
計画
1. | オリエンテーション(ロボットコンテスト入門) |
2. | Mindstormsの構成とプログラミング環境 |
3. | 競技テーマの説明 |
4. | 作業計画と開発コンセプトの決定(到達目標3の評価) |
5. | 知的ロボットの製作·性能評価実験(到達目標1,2の評価)(9回) |
6. | 製作した知的ロボットの開発コンセプトをプレゼンテーション(到達目標4の評価) |
7. | コンテスト(到達目標2,3の評価) |
8. | レポート作成(到達目標の総合評価) |
評価
プレゼンテーション20%,平常点50%(授業態度,レポート等),コンテスト成績30%として評価し,総合60%以上で合格とする.
JABEE関連
(F)創成·自律30%,(G)プロジェクト型研究70%
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
使用しない(Mindstormsマニュアル等を参照する).適宜,資料を配付する.
参考資料
LEGO Mindstormsに関する書籍は多数あるので参照して下さい.
連絡先
安野(E棟2階北 B-5, 088-656-7458, yasuno@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 毎週月曜日15:00∼17:30
備考
開講日(夏休み期間中に実施)は決まり次第掲示する. また,教材には限りがあるので,受講希望者多数の場合は,抽選により受講制限する場合がある.