2010年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 建設創造システム工学コース 博士前期課程 — [選択]

斜面減災工学特論

Advanced slope disaster reduction

准教授・蒋 景彩

2単位

形態

講義

目的

1. 河川流域を対象として,雨水・物質流出モデルとその理論について修得することを目的とする. 2. 斜面工学に関する専門的な知識を習得し,安定問題の解析法,せん断強度の決定法と斜面対策工の設計法を修得することを目的とする.

概要

前半では,河道内洪水流下過程を,線形および非線形集合(lumped)洪水追跡モデルとキネマチック分布(distributed) 洪水追跡モデルで表現する手法について学ぶ.それぞれのモデルと理論について例題解説を加えることにより,理論の習熟と理解を促す.そして,流出モデルを使用した森林の水源かん養機能や水質浄化機能に関する最近の研究成果について講述する.最後に,各項目に関する演習問題に対する解答をレポートで提出してもらう. 後半では,まず斜面崩壊現象を概説し,斜面安定解析法の種類と特徴を解説する.次に,土のせん断強度のタイプと強度定数の決定法を論じ,斜面対策工の設計法を講述する.最後に斜面工学の新しい展開を概観する.本科目は,工業に関する科目である.

キーワード

線形および非線形集合(lumped)洪水追跡モデル,キネマチック分布(distributed)洪水追跡モデル,安定解析,せん断強度,斜面対策工

要件

特になし

目標

1.斜面破壊現象と斜面減災工学の概要を知り,斜面安定解析法の種類と特徴を理解する
2.地山せん断強度の決定法,および斜面対策工の種類と設計法を習得する

計画

1.斜面崩壊事例と破壊要因
2.斜面減災工学の概要
3.斜面安定解析法の種類と特徴(その1)
4.斜面安定解析法の種類と特徴(その2)
5.全応力解析と有効応力解析
6.地山のせん断強度
7.調査と原位置試験によるせん断強度の決め方
8.室内試験によるせん断強度の決め方
9.逆解析によるせん断強度の決め方(その1)
10.逆解析によるせん断強度の決め方(その2)
11.斜面対策工(抑制工)
12.斜面対策工(アンカー工)
13.斜面対策工(杭工)
14.斜面対策工(土の補強)
15.斜面減災工学の新しい展開
16.期末試験

評価

レポートとテストで総合的に判定する.

教科書

講義中に資料を配付

参考資料

斜面の安定・変形解析入門-基礎から実例まで-,地盤工学会,2006.

連絡先

蒋(A311, 088-656-7346, jiang@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること