2010年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 光システム工学コース 博士前期課程 — [選択]

光通信システム工学特論

Advanced lecture on optical communication system

教授・後藤 信夫

2単位

形態

講義

目的

広帯域・大容量なブロードバンドネットワークにおける発展の経緯,主要技術および将来展望を理解することを目的とする.とくにフォトニックネットワークおよびその構成要素である光ルータ,光スイッチング等の光ノード技術の基本原理を理解する.

概要

1.光ネットワーク,2.光通信技術,3.光ネットワークの広帯域化と高速化,4.ネットワーク階層モデルとプロトコル,5.ルーティングアルゴリズム,6.ルータ,7.フォトニックネットワーク

目標

1.1.光ネットワークの構成と構成要素の機能が説明できる.2.光ファイバ増幅や波長分割多重等の基礎技術が説明できる.3.ネットワークの階層モデルとプロトコルの説明ができる.4.ルータの機能の説明ができる.5.フォトニックネットワークの発展に関して説明ができる.

計画

1.光ネットワークの特徴
2.光伝送システム
3.光ファイバ増幅
4.波長分割多重技術
5.電子デバイスの高速化と発展に関する法則
6.インターネットとブロードバンドネットワーク
7.波長分割多重と波長ルーティング
8.情報ネットワーク発展の経緯
9.階層モデルとプロトコル
10.ルータの基本機能
11.ルータの高速化と発展の経緯
12.IPルーティングのプロトコルとアルゴリズム
13.フォトニックネットワーク
14.フォトニックルーティング技術
15.まとめ
16.レポート提出

評価

講義への取り組み状況(40%),レポート(60%)で評価し,全体で60%以上で合格とする.

教科書

末松安晴,伊賀健一,光ファイバ通信入門,オーム社,2006年

参考資料

末松安晴,小林功郎,フォトニクス-光エレクトロニクスとその進展-,オーム社,2007年

連絡先

後藤(光応用棟4階408, 088-656-9415, goto@opt.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 8:30-17:00