2010年度 歯学部 口腔保健学科 学部課程 — [選択] 1年(後期)

社会調査の基礎

Basic Aspects of Social Survey

教授・日野出 大輔, 准教授・吉岡 昌美

1単位

形態

講義

一般目標

社会福祉調査を実施するための社会調査の基本的事項を理解し,その方法を修得する.

授業概要

社会調査の意義と目的,方法の概要について教授する.また,様々な統計法の概要,社会調査の倫理や個人情報保護について理解を深めるとともに,統計調査および事例調査の手順と調査技術など,質的および量的調査の具体的方法についても教授する. 尚,質的調査研究を想定した演習を行う.

関連科目

歯科衛生統計

授業方法

講義形式(視聴覚教材,プリントなどを適宜用いる)

授業場所

金曜日3時限目,第7講義室

行動目標 (到達目標)

1.社会調査の意義,目的について説明できる.
2.社会調査の方法の概要について説明できる.
3.統計法の概要について説明できる.
4.社会調査における倫理や個人情報について説明できる.
5.量的調査の方法及び質的調査の方法について説明できる.

授業計画

大項目中項目内容担当到達目標
1.序論 社会福祉と社会調査
実践の学としての社会福祉, 社会科学としての社会福祉
吉岡1,2
2. 〃 〃
社会福祉と社会調査:
3.社会調査の概要 社会調査の意義と目標
社会調査の意義と目的,対象と方法,社会調査を取り巻く状況
4. 〃 統計法
統計法の概要
3
5.統計調査の手順と調査技術量的調査の方法
量的調査の特徴と種類
2,5
6. 〃 〃
調査票の作成,配付,回収
7. 〃 〃
量的調査におけるデータ解析Ⅰ
8. 〃 〃
量的調査におけるデータ解析Ⅱ
9. 〃質的調査の方法
質的調査の特徴と種類
日野出
10. 〃 〃
調査設計
11. 〃 〃
対象者の選定と調査手続,社会調査における倫理と個人情報保護
2,4,5
12. 〃 〃
調査手法,調査の実施
吉岡2,5
13. 〃 〃
質的調査におけるデータの分析
14. 〃 〃
質的調査における発表・報告
1-5
15.社会調査の実施に当たってのITの活用方法
データの集積,さまざまなITの活用と方法
5

成績評価の方法

全講義終了後,筆記試験を行う.筆記試験の評価点および演習に関する課題レポートにより総合的に判定する.評価は100点満点で60点以上を合格とする.

再試験

必要に応じて行う.

教科書,参考書

新・社会福祉士養成講座5 社会調査の基礎 社会福祉士養成講座編集委員会,中央法規出版,2009

参考資料

新版 社会福祉士養成講座 9社会福祉援助技術論Ⅱ 第4版 中央法規出版 2007

連絡先

日野出(088-633-7543, hinode@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月∼金 17:00∼18:00 / 6F 口腔保健学科・教授室
吉岡(088-633-9171, masami@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月∼金 17:00∼18:00 / 6F 口腔保健学科・第1研究室