病理学
Pathology
教授・泉 啓介
1単位
形態
講義
目的
病理学総論では「炎症」,「腫瘍」といった基本的病変の原因や発生機構を,臓器病理学では臓器別に「肺炎」,「肺癌」といった個々の疾患についてその原因,発生機構,形態学的変化(肉眼的および顕微鏡的所見)を理解する.
概要
病理学総論,臓器病理学に分けて,病気の原因や成り立ちを中心に講義を行う.特に各臓器に起こる多くの疾患の形態学的変化を理解してもらう.
カリキュラム関連
薬学モデル・コアカリキュラム範囲外
注意
頭で病気を理解すると同時に,実際に見て病気を理解することが重要である.
目標
1. | 炎症やがんの原因・発生機構・形態学的変化を説明できる. |
2. | 各疾患についてその原因・発生機構・形態学的変化を説明できる. |
計画
1. | 病理学総論 病理解剖 |
2. | 病理学総論 腫瘍 |
3. | 病理学総論 細胞障害・適応,組織修復 |
4. | 病理学総論 炎症 |
5. | 病理学総論 感染症 |
6. | 臓器病理学 呼吸器(肺炎,肺癌)の病理 |
7. | 臓器病理学 循環器(心筋梗塞,心筋症)の病理 |
8. | 臓器病理学 神経系(脳髄膜炎,アルツハイマー病,脳腫瘍)の病理 |
9. | 臓器病理学 消化管(胃炎,胃癌,潰瘍性大腸炎,大腸癌)の病理 |
10. | 臓器病理学 肝,胆嚢,膵(肝炎,肝硬変,肝癌,糖尿病)の病理 |
11. | 臓器病理学 泌尿器(糸球体腎炎,腎腫瘍,膀胱炎)の病理 |
12. | 臓器病理学 男性生殖器(睾丸腫瘍,前立腺癌)の病理 |
13. | 臓器病理学 女性生殖器(子宮癌,卵巣腫瘍),乳腺(乳癌)の病理 |
14. | 臓器病理学 造血器(白血病,悪性リンパ腫)の病理 |
15. | 臓器病理学 内分泌器(甲状腺炎,甲状腺癌)の病理 |
評価
筆記試験
再評価
必要があれば行う.
教科書
指定しないが,シンプル病理学(改訂第4版,南江堂)が参考になる.
連絡先
泉(088-633-7065, izumi@basic.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 指定しない.
備考
奇数年度開講