2010年度 保健科学教育部 保健学専攻 看護学領域 博士前期課程

こころの保健学演習

Seminar on COCORO health science

教授・二宮 恒夫, 教授・友竹 正人

4単位

目的

支援は,お互いの信頼関係のもとに成り立つ.そのための手段は,倫理とマナーを基本にした言葉でありコミュニケーション技能である.院内および地域とのケースカンファレンス,研究会,事例をもとにしたロールプレイをとおして子ども,家族,支援者などとのコミュニケーション技能を高める.(友竹の担当内容)精神保健領域で必要な心理的アプローチについて専門書や文献を通じて学習することを目的とする.具体的には認知行動療法や動機付け面接などの理論や応用について学習したり,精神保健領域と関連の深い精神疾患の心理的ケアや支援方法について学習する予定である.

概要

事例を想定して,ロールプレイをとおして支援方法を学ぶ.院内および地域において実施されている支援のためのケースカンファレンスや研究会に参加し,実践の場を知る.(友竹の担当内容)精神保健領域におけるケアや支援に役立つ心理的アプローチについて,専門書や文献を用いて学習するとともに,実践的なスキルを身につけるために事例検討なども行う.

キーワード

信頼,傾聴,トラウマ,ロールプレイ

注意

演習は実践そのものであると考え取り組んでほしい.

目標

1.こころの問題の要因になっている核心部分に触れるような会話の流れを作ることができる.核心部分が明らかになったとき,そのことが改善できる対応を家族,学校あるいは地域の支援者と話し合いを持つことができる.お互いの専門性を活かせるコミュニケーションの場を設定できる.
2.(友竹の担当内容)心理的ケアや支援に必要な理論を習得し,実践に応用できるようになること.

計画

1.1)最初の出会いの時の対応-安心,安定の気持ちを抱かせるためには-
2.2)傾聴の方法(受容·共感的傾聴,反復的傾聴,具体的傾聴)
3.3)子ども,あるいは親との単独面接,子どもと親との同時面接,家族面接の基本
4.4)子どもの宇宙(岩波書店)を読み,面接に活かす.
5.5∼10)初回から回復までの実際の面接 虐待,摂食障害,自傷行為,不登校などを想定して,アイデンティティの確立をめざした発達モデルによる心理技法についてロールプレイをとおして学ぶ. 5∼10)初回から回復までの実際の面接 虐待,摂食障害,自傷行為,不登校などを想定して,アイデンティティの確立をめざした発達モデルによる心理技法についてロールプレイをとおして学ぶ. 5∼10)初回から回復までの実際の面接
6.11∼15)保健·福祉·教育機関など地域において実施されている支援のためのカンファレンスに参加する.
7.16)試験

評価

予習の準備状況,ロールプレイの評価,レポートを総合して評価する.

教科書

なし

参考資料

看護学講座教員研究室(二宮)にある図書をその都度紹介する.

連絡先

(友竹の連絡先)tomotake@medsci.tokushima-u.ac.jp
オフィスアワー: 看護学講座教員研究室(二宮)(保健学B棟3階),昼食時および17時∼18時